2017年6月7日水曜日

限定車を転売目的で購入する顧客に対し自動車メーカーも様々な対策を計画中。

限定車を転売目的で購入する顧客に対し自動車メーカーも様々な対策を計画。
2016年に発表された限定車「911R」は新車が2629万円なのに対し、中古車が一時日本円で1億円を超えるなど異様な状態に。(画像:プレスイメージより)

転売や走らせない顧客に対して自動車メーカーも様々な対策を計画。


近年、限定発売される希少なスーパーカーの価値は、新車価格の数倍で売買されるなど、その価格が異常なまでに高騰しているというニュースを目にすることも多いですが、実際のところ、転売で利益を得ることを目的に購入後はほとんど走らせることもなく保管されていたりする車両も数多く存在しています。

そんな状況は、自動車メーカーにとってもあまり気持ちのいいものではないようで、購入者を選定するなど様々な対策を計画しているようです。


すぐに転売する顧客は次の限定車の購入者リストに載らないことも?

限定車を転売目的で購入する顧客に対し自動車メーカーも様々な対策を計画。
もともと新車価格で1億円近かったスーパーカー「918スパイダー」は、現在ではさらに高額に。
Some rights reserved by Joseph Brent

「ポルシェ」のロードカー開発担当者のAndreas Preuninger氏は、先日海外自動車メディアのcar and driverのインタビューにて、私は個人的に走っている姿を見たい。お金を稼ぐために私たちの車を買う人々の行うビジネスが嫌いです。という趣旨のコメントしており、発売されたばかりの限定車の売却益を狙った投機目的の購入により、本来の車としての性能や楽しさとは関係のない投資の対象となり、自動車メーカーが意図しない異常な価値の上昇を招いてしまっているようです。

このような状況に対し、バイヤーが車を売る行為を阻止するのは難しいが、そのような顧客は、将来、ポルシェの限定車を購入出来る可能性が低いことを意味する。とも語っており、限定車などは製造前の時点で車両に購入する顧客の名前を付けて、誰が車を転売しているのかも詳細に管理しているらしく、転売目的の顧客の場合、もし新しい限定車が登場しても、供給より多くの需要があれば、購入者リストに載ることが出来ない可能性もあるようです。

実際に乗っているかまでチェック、一定期間手放さないことを誓約書に署名する必要も?

限定車を転売目的で購入する顧客に対し自動車メーカーも様々な対策を計画。
新型の「フォードGT」では、新車購入までに厳格な事前審査が用意。(Some rights reserved by Falcon_33

確かに、この程度の需要があるからこのくらい生産するみたいな考えで新車を生産して売った会社とは全く関係ないところで、全く関係ない人が利益のために購入して走らせもせず保管している状態は正常ではなさそうですし、こんな状況が続くと、どんなに楽しい車を作っても「価値」でしか見られないのは、メーカーとしては全く嬉しくないことだと思います。

以前、フォードが新型「フォードGT」を発売した際にも、長年フォードの車種を乗り継いで来た人や、スーパーカーに普段から乗っている人などで優先順位をつけて、購入希望者のSNSまでチェックして、さらに購入後一定期間は手放さないことを法的文書に署名する必要まであるという、厳格な事前審査があるというニュースをご紹介したことがありましたが、そこまで厳しくしないといけないくらい転売目的で購入される車が多いということなんでしょうね。

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