岡山の伝統文化をテーマにした世界に各1台の特別なフェラーリ・プロサングエ「KATANA」「DENIM」
フェラーリの4ドア4シーター「Purosangue(プロサングエ)」をベースに、岡山県の伝統文化をテーマにした特別な2台が公開されました。
今回登場したのは、日本刀をテーマにした「KATANA」と、岡山を代表する産業の一つであるデニムをテーマにした「DENIM」。いずれもフェラーリのパーソナライゼーションプログラム「Tailor Made」によって仕上げられた世界に1台だけの特別仕様です。
この2台は、中四国エリア唯一のフェラーリ正規ディーラーであるエムオート・イタリアの創立25周年を記念したプロジェクトとして制作されたもので、2026年10月6日に岡山後楽園の鶴鳴館前庭で初披露されました。
岡山の伝統とFerrari Tailor Madeが融合した2台
今回のプロジェクトでは、フェラーリのデザイン最高責任者フラビオ・マンゾーニ率いる「Ferrari Styling Centre」とエムオート・イタリアが協働。
岡山の歴史やものづくり、職人技に着目し、フェラーリ初の4ドア4シーターであるプロサングエをキャンバスとして、それぞれ異なる文化を表現しています。
岡山といえば、日本刀の名産地として知られる備前長船、そして国産デニムの産地として知られる井原市があります。今回は、この2つを代表する「刀」と「デニム」がテーマに選ばれました。
どちらも単なる地域名物として取り入れたのではなく、素材そのものに対する職人のこだわりや、長い時間をかけて技術を受け継いできた背景に着目しているのが特徴です。
フェラーリのTailor Madeも、オーナーの好みに合わせてカラーや素材、ディテールを細かく選択できるプログラム。岡山の職人技と組み合わせることで、かなり日本らしいプロサングエに仕上げられています。
日本刀をイメージした「KATANA」
まず「KATANA」は、備前長船に伝わる日本刀の美しさからインスピレーションを得たモデルです。
外装には「Brushed Aluminium(ブラッシュド・アルミニウム)」を採用。アルミニウムの素材感をそのまま感じさせる仕上げによって、日本刀の刀身を思わせる金属の質感と静かな緊張感を表現しています。
インテリアは「Tortora」カラーを基調としたシックな雰囲気。シートのセンター部分には、刀の柄から着想を得たグラフィックが取り入れられています。
さらにデディケーションプレートには、日本刀の刀身に現れる「刃文」をイメージしたデザインを採用。
一見するとシンプルな金属色のプロサングエですが、細部まで見ていくと日本刀を連想させる仕掛けが組み込まれています。
岡山デニムを採用した「DENIM」
もう1台が「DENIM」です。
こちらは岡山県井原市に拠点を置くクロキデニムに着目し、岡山デニムを象徴する深い藍色をプロサングエのボディとインテリアに取り入れています。
外装は「Blu O.Z Matt」から「Blu Hembery Matt」へと変化する水平のフェードグラデーション。ボディ下部から上部に向かって色が滑らかに変化し、デニムが持つ藍色の豊かな表情を表現しています。
インテリアには、岡山県井原市のKUROKIが手がける高品質デニムを使用。
KUROKIは染色、織布、整理加工までを一貫して自社で行っており、プレスリリースでは井原の天然の軟水を使用した染色・加工や、瀬戸内海の環境基準を守った生産にも触れられています。
外装からインテリアまで藍のグラデーションをつなげ、デディケーションプレートにも同様のデザインを施しているとのことで、「青いフェラーリ」というだけではなく、素材そのものから岡山のデニム文化を感じさせる仕上がりです。
フェラーリの象徴「跳ね馬」にも特別な加工
KATANAとDENIMには、共通する特別なディテールも用意されています。
サイドに配置されたフェラーリの「跳ね馬(Cavallino Rampante)」ロゴにはレーザー加工を施し、通常とは異なる特別な存在感を持たせています。
また、シルキックにはFerrari Styling Centreを率いるフラビオ・マンゾーニのサインと、「刀」「藍」の文字を刻印。
岡山の文化とフェラーリのデザインが今回のプロジェクトで交わったことを象徴するディテールになっています。
車を単に豪華に仕上げるのではなく、その土地の歴史や素材、職人技までデザインに取り込む。こうした方向性は、一般的な限定車とは少し違った面白さがありますね。
岡山とのつながりが購入抽選の条件に
今回の2台は、エムオート・イタリアの創立25周年を記念して制作された特別なPurosangueです。購入は抽選方式となっており、申し込みには一定の条件が設けられています。
対象となるのは、これまでにエムオートを利用したことがある顧客、現在岡山県に住んでいる人、そして出身地や勤務先、事業活動、文化・スポーツ活動などを通じて岡山県とのつながりを持つ人。
フェラーリの購入を検討している人なら誰でも応募できるわけではなく、今回のプロジェクトに関わるディーラーや地域との縁が重視されています。
世界に1台しかないフェラーリというだけでも特別ですが、今回は「岡山とのつながり」が購入抽選に参加するための条件にもなっています。岡山の伝統文化をテーマに生まれたモデルだからこそ、その土地にゆかりのある人や、ディーラーを支えてきた顧客に届けようという考えが反映されているようです。
日本刀の美しさを表現した「KATANA」と、岡山デニムの藍色をまとった「DENIM」。どちらも単なる特別塗装のフェラーリではなく、地域の歴史や職人技をデザインに取り入れた一台となっているので、購入する人にとっても、クルマそのものの希少性に加え、岡山とのつながりを感じられることが、この2台ならではの価値になりそうです。
参考資料
株式会社エム・オート「〖世界限定各1台〗岡山の伝統『KATANA』と『DENIM』をテーマにした2つの特別モデル『Ferrari Purosangue』を初公開」
PR TIMES・公式プレスリリース
エムオート・イタリア「Ferrari Purosangue Tailor Made KATANA / DENIM」
公式ディーラー特設ページ













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