フェラーリは2027年末まで生産枠が埋まる水準に!
フェラーリ初のEV「ルーチェ」は、発表直後からデザインを中心に賛否を呼び、大きな話題となりました。しかしその一方で、「フェラーリ」というブランド自体の勢いは全く衰える気配を見せていません。
フェラーリが2026年第2四半期決算で公表した内容によると、現在の受注残は2027年末までの生産枠をカバーする水準に達しており、世界中で高い需要が続いていることが明らかになりました。さらに、2026年通期の業績見通しも上方修正しており、好調な販売が続いています。
フェラーリCEO「受注残は2027年末まで拡大」
| UnsplashのMartin Katlerが撮影した写真のMartin Katlerが撮影したイラスト素材 |
今回の決算発表の中で、フェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOは次のようにコメントしています。
「現在のフェラーリは史上最も充実したラインアップを揃えており、需要は引き続き非常に堅調です。受注残は2027年末までの生産分をすべてカバーしています。」
フェラーリは販売台数をむやみに増やすのではなく、ブランドの希少性を維持しながら事業を拡大する戦略を長年続けています。そのため、今回の発表は世界中でフェラーリへの高い需要が続いていることを示す内容と言えそうです。
「F80」など高付加価値モデルが業績をけん引!
今回の決算では、「F80」や「12チリンドリ」、「296スペチアーレ」といった高付加価値モデルに加え、ボディカラーやインテリアをオーナー好みに仕上げるパーソナライゼーションプログラムが業績を支えたことも明らかになりました。
フェラーリはこれらの需要が収益性の向上につながったとしており、その結果、2026年通期の売上高や利益予想を引き上げています。
フェラーリは2026年第2四半期に3,366台を納車しており、特に納車が増加したのは、「12チリンドリ」「12チリンドリ スパイダー」「プロサングエ」、そして高性能モデル「296スペチアーレ」シリーズです。また、新型「アマルフィ」と「849テスタロッサ」も生産体制の拡大が進み、販売が本格化しています。
その一方で、「296 GTS」「ローマ スパイダー」「SF90 XX」シリーズは生産終了に伴い、納車台数が減少しました。さらに、ラフェラーリに続く限定モデルとして話題となった「F80」についても、計画どおり納車が進んでいることが明らかになっています。
「ルーチェ」は賛否を呼ぶも、公式は高い期待を示す
フェラーリ初のEVとなる「ルーチェ」は、これまでのフェラーリ像とは全く異なるデザインや世界観のモデルだったこともあり、公開直後からデザインを中心にネガティブなものも含めさまざまな意見が寄せられました。
しかし、今回の公式発表ではルーチェの販売状況について具体的な受注台数は明らかにされていないものの、ヴィーニャCEOは新型モデルへの期待を示し、ブランドにとって重要な次の一歩になるとの考えを示しています。
デザインに対する評価は今後も分かれるかもしれませんが、少なくとも今回の決算を見る限り、フェラーリ全体の需要やブランド力に大きな陰りは見られません。
フェラーリ人気は今後も続きそう
スーパーカー市場を取り巻く環境は変化を続けていますが、フェラーリは高付加価値モデルとブランド戦略によって高い収益性を維持しています。
確かに、新型EVの「ルーチェ」の発表がいろんな意味で衝撃的だったのは間違いないですが、全部がルーチェやプロサングエのようなEVやSUVになったわけではなく、これまでのフェラーリらしいモデルも常時ラインアップしているので、片方だけに寄らずにそれらのバランスをとりながら、これからも高い人気は続いていくものと思われます。
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