ヘネシー「ブラックバード」発表!V8&6速MTを搭載する究極のアナログハイパーカーに。

ヘネシー・ブラックバード

ヘネシー「ブラックバード」発表!あえて今の時代にアナログなハイパーカーをリリース。

アメリカのハイパーカーメーカー、ヘネシー・スペシャル・ビークルズが新型モデル「ブラックバード」を発表しました!

近年のハイパーカー市場では、1,000馬力を超える電動モデルや、ハイブリッド技術を組み合わせた超高性能マシンが次々と登場していますが、そんな時代の流れの中で登場したブラックバードは、あえて最新トレンドとは異なる方向性を選んだ特別な1台となっているようです。


850馬力級!自然吸気6.2リッターV8エンジンを搭載

ヘネシー・ブラックバード

ヘネシー・ブラックバードの最大の特徴は、イルモア・エンジニアリングと共同開発した6.2リッターV型8気筒自然吸気エンジンで、最高出力は850馬力級を目標としています。

さらに、このエンジンは9,000rpm以上まで回転する高回転型ユニットとして開発されているとのこと。

現在のハイパーカーでは、ターボチャージャーや電気モーターによって低回転から強烈なトルクを発生させるモデルが主流ですが、そんな中で、自然吸気エンジンを高回転まで回しながら性能を引き出すという考え方は、まさに昔ながらのスポーツカーの魅力を現代に復活させたものと言えます。

アクセルを踏み込んだ時のエンジン音や回転上昇のフィーリングなど、スペック表だけでは伝わらない部分を大切にしているところがブラックバードの魅力ですね。

ハイパーカーでは異例の6速マニュアルを採用!

ヘネシー・ブラックバード

ブラックバードでもう一つ注目したいポイントが、6速マニュアルトランスミッションを搭載していることです。

現在の高性能スポーツカーやハイパーカーでは、速さを追求するためにデュアルクラッチトランスミッションを採用するモデルが一般的になっていますが、ブラックバードは、あえてドライバー自身がクラッチ操作を行い、シフトチェンジを楽しむマニュアル方式を選択しました。

ヘネシーによると、このモデルは単なる性能競争ではなく、ドライバーと車とのつながりを大切にしたモデルとして開発されたとのことで、フェラーリ「F40」やポルシェ「カレラGT」のように、時代が進んでも運転する楽しさを感じられる特別な存在を目指しているのかもしれません。

軽量ボディで最高速度は約350km/h

ヘネシー・ブラックバード

また、ブラックバードは、大出力エンジンだけに頼るのではなく、軽量化にも重点が置かれているのも特徴で、カーボンファイバー製モノコックなどを採用し、車両重量は約1,360kg以下を目標としているそうです。

そんな850馬力級のエンジンと軽量ボディを組み合わせることで、0-60mph(約96km/h)加速は約2.5秒、最高速度は約220mph(約354km/h)を目標としています。

1,800馬力以上を誇るヴェノムF5のような圧倒的なパワーとは方向性が異なりますが、軽量な車体を生かした俊敏な走りは、また別の魅力を持っています。

SR-71ブラックバードから着想を得たデザイン

ヘネシー・ブラックバード

車名の由来となったのは、アメリカ空軍の伝説的な偵察機「SR-71ブラックバード」です。

その影響はデザインにも表れており、航空機を思わせる低いボディラインや、空気の流れを意識したスタイリングが採用されています。

近年のハイパーカーでは、大型リアウイングや複雑なエアロパーツによって存在感を高めるモデルも多くある一方で、ブラックバードは、航空技術からヒントを得た機能的な美しさを追求している点が特徴です。

デジタル化とは異なるドライバー中心のインテリア

ヘネシー・ブラックバード 内装

現代の高級車では大型ディスプレイやデジタルメーターが当たり前になっていますが、ブラックバードはあえてシンプルな操作系を採用しているのも特徴で、アナログメーターや物理スイッチ、存在感のあるシフトレバーなどを配置し、デジタル感満載の近未来的なものというよりは、運転そのものに集中できる空間が作り上げられています。

最新技術を数多く搭載するのではなく、ドライバーと車の距離を近づけるという考え方は、ポルシェ「カレラGT」やゴードン・マレー「T.50」にも通じるものがあります。

世界限定71台!価格は約250万ドル

ブラックバードは、世界限定71台のみが生産される予定で、価格は250万ドル(約3億7000万円)からとなり、一般的なスーパーカーとは一線を画す希少なハイパーカーの部類に入るモデルになります。

ちなみに、生産開始は2029年から2030年頃を予定しているとのこと。

速さだけではなく、運転する喜びを追求したハイパーカー


ブラックバードは、これまでの世界最速を目指した「ヴェノムF5」とは異なる思想で作られたハイパーカーとなっているようで、あえて電動化によって性能競争が加速する現在、自然吸気V8エンジン、後輪駆動、6速マニュアルという組み合わせた珍しい存在となり、最高出力や加速タイムよりもエンジン音、シフト操作、アクセルへの反応、そして車を操る感覚など、かつての名車が持っていた「運転する楽しさ」を現代に届けるための1台と言えるのではないでしょうか?

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