ケーニグセグ「CCGT1」発表!公道走行可能なサーキット志向のメガカーに。

ケーニグセグ CCGT1

ケーニグセグの幻のレースカー「CCGT」へのオマージュ「CCGT1」

ケーニグセグは、米国で開催されている自動車イベント「モントレー・カーウィーク」にて、新型ハイパーカー「CCGT1」を発表しました。

CCGT1は、公道走行可能なメガカーとして標準仕様で登場し、本格的なサーキット走行性能を備えたモデルとのことで、E85燃料使用時の最高出力は1,600hp、250km/hで最大800kgのダウンフォースを発生するという、サーキット走行を強く意識したモデルで、2007年にケーニグセグがGT1耐久レースへの参戦を目指して開発した「CCGT」へのオマージュとして誕生しました。

レースを走れなかった「CCGT」を再解釈したモデルに。ケーニグセグ CCGT1

2007年に登場したCCGTは、ケーニグセグがGT1カテゴリーで戦うために開発されたCCRをベースにしたレーシングカーで、5.0L自然吸気V8エンジンを搭載し、最高出力は600hp、車重は1,000kgを下回るという本格的なレーシングマシンでした。

ところが、CCGTがテストを始めた直後にGT1のレギュレーションが変更され、カーボンモノコックが禁止となったことや、生産台数が20台から年間350台へと規定が大幅に引き上げられた事などを理由にケーニグセグは参戦を断念することになります。

つまりCCGTは、十分な性能を持ちながら、実際のレースでその実力を試す機会がなかったクルマでした。

今回発表された「CCGT1」は、そんな幻のレーシングカーを現代の技術で再解釈したモデルです。

1,600馬力のツインターボV8を搭載

ケーニグセグ CCGT1

CCGT1には、ケーニグセグ製5.0LツインターボV8を搭載し、通常のガソリンでは1,280hp、バイオエタノールとガソリンを混ぜた高濃度アルコール混合燃料「E85」では1,600hpを発生し、ガソリンとE85を混ぜて使用することも可能です。

さらに、長時間のサーキット走行に対応するため、ルーフから取り込んだ空気を大型オイルクーラーやダンパーの冷却にも利用しています。

単純に最高出力を競うだけでなく、サーキットで高い性能を維持することまで考えられたエンジンシステムになっています。

250km/hで800kgのダウンフォース

ケーニグセグ CCGT1

CCGT1の外観で最も目を引くのが巨大なリアウイングで、このウイングはアクティブ式となっており、直線では空気抵抗を抑え、ブレーキング時にはエアブレーキ、コーナーでは高いダウンフォースを発生させるよう自動的に調整されます。

ただし、ダウンフォースを生み出しているのはリアウイングだけではなく、大型フロントスプリッターやアクティブなアンダーボディフラップ、専用ディフューザーなどを組み合わせ、車体全体で空気をコントロールしています。

その結果、250km/hで最大800kgのダウンフォースを発生。

しかもケーニグセグは、最高値だけでなく比較的低い速度域からダウンフォースを使えることをCCGT1の特徴として挙げています。

ここは、実際にサーキットを走るドライバーにとってかなり重要な部分でしょう。

シーケンシャルシフトと6速マニュアルを選択可能!

ケーニグセグ CCGT1

トランスミッションには、ケーニグセグ独自の9速「Light Speed Transmission(LST)」を採用。CCGT1では新しい「Koenigsegg Sequential Shift(KSS)」によってシーケンシャル操作が可能になっており、クラッチを使わず素早くシフトアップ・ダウンできます。

一方で、マニュアル操作を楽しみたいオーナーには「Engage Shift System(ESS)」も用意されています。

これはCC850にも採用されたシステムで、クラッチペダルとゲート式6速マニュアルシフターを組み合わせたものです。

ケーニグセグ CCGT1 内装

あまり他のメーカーからも出ていない超高性能なハイパーカーに6速マニュアルの組み合わせはCCGT1の大きな魅力のひとつだと思います。

ケーニグセグ初の純正トラックパッケージ

ケーニグセグ CCGT1 トラックパッケージ

CCGT1には、公道走行だけでなくサーキットで本格的に走りたいオーナー向けの「トラックパッケージ」も設定されます。

フルカーボン製ロールケージ、レーシングシート、6点式ハーネス、消火システム、レース用エキゾースト、専用サスペンションやブレーキ、トラックタイヤなどを装備する本格的な内容です。

ケーニグセグ CCGT1

さらに、CCGT1専用のトラックデーやケーニグセグによるサポートも用意されており、ケーニグセグにとっても、メーカーが設計した純正トラックパッケージは今回が初めてです。

「Ghost Fibre」と呼ばれる白いカーボン

ケーニグセグ CCGT1 ゴーストファイバー

CCGT1では、新素材「Ghost Fibre」も採用されています。

これは2009年の「「ケーニグセグCCXR TREVITA(トレヴィータ)」」で登場した、白く輝くカーボンファイバーを発展させたもので、見た目の美しさだけでなく、アラミドとカーボンを組み合わせることで、耐衝撃性や遮音性を高めながら、軽量化にも貢献しています。

白いカーボンというだけでもかなり珍しいですが、デザインと機能の両方を考えた素材になっているのが特徴です。

限定70台の「CCGT1」は発表の前に完売!

ケーニグセグの発表によると、CCGT1はわずか70台限定の特別仕様車で、一般公開前にすべて割り当て済みとなっているとのことで、これから購入を希望しても新車として入手するのは難しいモデルとなっています。

ケーニグセグといえば、世界的にもトップクラスに高額なモデルしかリリースしていないメーカーのため、今回のCCGT1も未公表ながら価格も1台が数億円単位なのは間違いないと思われ、それでも世界に70人も購入するオーナーが存在していることにも驚きますね。

※本記事は、Koenigseggが公開したCCGT1の公式発表内容をもとに構成しています。

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