2018年、加速性能が世界最速のSUVランキングTOP5! (画像:アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオのプレスイメージより) |
■最新「世界最速のSUVランキング」TOP5
SUVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、スーパーカーやスポーツカーのように走りに特化したモデルではなく、実用的な多目的車となりますが、世界にはそんなSUVをスポーティに仕上げ、スポーツカーなみの性能を持った車も多数リリースされています。
前回ご紹介し好評だった「世界最速の車ランキング」に続き、今回はちょっとマニアックな「世界最速のSUVランキング」をご紹介したいと思います!
※2018年4月に最新のランキングへ更新しました。
■世界最速のSUVランキング(メーカー編)0-100km/h加速編。
今回ご紹介する世界で最も加速の速いSUVランキングでは、調べたところチューニングメーカーなどがリリースした現行車ベースのコンプリートカーが上位を占めてしまう可能性があったため、あえて純正モデルとメーカー関連のブランドが製造、チューンした車両に限定したTOP5をご紹介するカタチとさせていただきます。
5位 メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ・0-100km/hの加速:4.2秒
発表されたばかりの「メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ」が5位にランクイン! (画像:プレスイメージより) |
メルセデスベンツが2015年に発表した新型「メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ」が3位にランクインしました。
「メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ」はメルセデスベンツMクラスの派生モデルとして投入された「GLEクーペ」の高性能モデルとなっており、クーペスタイルが印象的なデザインに5.5リットルV8ガソリンエンジンを搭載し、0-100km/hの加速はわずか4.2秒という高性能モデルとなっています。
5位 BMW X5M、X6M・0-100km/hの加速:4.2秒
BMWの「X5M」と「X6M」がGLE63と並び4.2秒で5位に。(画像:プレスイメージより) |
BMWが2015年モデルとして発表した高性能SUV「X5M」と「X6M」が0-100km/hまでの加速4.2秒で、「メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ」と並ぶ3位にランクインしました。
高級SUVのX5とX6をベースにした高性能な「M」モデルの「X5M」「X6M」は、4.4リットルのV8 Mツインパワーターボエンジンを搭載し、最高出力は572PS、最高速度は250km/hと公表されています。
4位 ベントレー・ベンテイガ・0-100km/hの加速:4.1秒
ベントレーの最新モデル「ベンテイガ」がSUVの世界トップレベルに。(画像:プレスイメージより) |
ベントレーが2015年末に発表した新型の高級SUV「ベンテイガ」が、0-100km/h加速4.1秒であると公表され、4位にランクインしました。
ベントレー・ベンテイガには新設計の6.0リットルW12ツインターボエンジンが搭載され、最高出力は608PS、最大トルクは900Nm、0-100km/hまでの加速も世界トップレベルですが、高級SUVでありながらも最高速は301km/hを記録するなど驚異的過ぎる性能を持ったラグジュアリーSUVとなっています。
3位 ポルシェ・カイエン・ターボ 0-100km/hの加速:3.9秒
2017年に発表された新型の「ポルシェ・カイエンターボ」(画像:プレスイメージより) |
2017年に発表された最新の「カイエン・ターボ」では、4リットルのV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は550PS、最大トルクは770Nm。通常のモデルでの0-100km/hの加速は4.1秒ですが、スポーツクロノパッケージ装着車では、0-100km/h加速が3.9秒、最高速度は286km/hに到達すると公表され、先代モデルを上回る加速性能に仕上げられています。
3位 マセラティ・レヴァンテ・トロフェオ 0-100km/hの加速:3.9秒。
マセラティのSUV「レヴァンテ」の高性能モデル「トロフェオ」(画像:プレスイメージより) |
第3位に選ばれたのは、マセラティのSUV「レヴァンテ」をさらに高性能にした「レヴァンテ・トロフェオ」で、フェラーリ製の3.8リットルツインターボV8エンジンを搭載し、最高出力は590HP、最大トルク730Nmを発生。
0-100km/hの加速はわずか3.9秒で、最高速度は300km/h以上という、マセラティの究極のSUVとなっています。
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2位 アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ 0-100km/hの加速:3.8秒
アルファロメオ初のSUVの高性能モデル「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」(画像:プレスイメージより) |
アルファロメオが2016年に発表した初のクロスオーバーSUV「ステルヴィオ」の高性能モデルとなる「クアドリフォリオ」が第2位にランクイン!
3位のマセラティのSUVに搭載されたエンジンがフェラーリ製でしたが、こちらのモデルでも、フェラーリの技術が投入された510HPの2.9リットルV6 BITURBOエンジンが搭載され、0-100km/hの加速は3.8秒とアナウンスされています。
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2位 メルセデスAMG GLC63 S 4MATIC+ 0-100km/hの加速:3.8秒
メルセデスベンツのSUV「GLC」ベースのAMGモデル「GLC63 S」(画像:プレスイメージより) |
同じく第2位にランクインしたメルセデスベンツのSUV「GLC」をベースにした高性能モデル「メルセデスAMG GLC63 S 4MATIC+」は、4.0リットルV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は510PS、最大トルク700Nm、0-100km/hの加速は3.8秒と、5位にランクインした「メルセデス-AMG GLE63 Sクーペ」の4.2秒よりも速い高性能SUVに仕上げられています。
1位 ランボルギーニ・ウルス 0-100km/hの加速:3.6秒
2018年現在、加速性能で世界で最も速いSUVで第1位となったのは、ランボルギーニが2017年に発表した新型SUV「ウルス」です!
高性能スポーツカーやスーパーカーのイメージが強い「ランボルギーニ」が、スーパーカーのパフォーマンスと走行性能や実用性を備えた5人乗り4ドアの高級SUVモデルとして、注目されている新型車ですが、その性能もランボルギーニらしく、最高出力650HP、最大トルク850Nmの4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/hの加速は3.6秒で現時点では世界最速、さらに最高速度も305km/hという驚異的なパフォーマンスが公表されています。
ちなみに、ランボルギーニは、こちらの「ウルス」のジャンルを、SUVよりさらに上の「SSUV(スーパーSUV)」と表現していますが、確かにそう呼ばれても納得させられてしまうスペックだと思います。
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■世界最速の加速性能を持つSUV「番外編」
ここでは、諸事情により上記のランキングには入れていませんが、性能面で世界最速クラスの超高性能なSUVをご紹介しています。
ブラバス850 6.0 Biturbo GLEクーペ・0-100km/hの加速:3.8秒
ブラバスがメルセデスベンツGLEクーペをベースにカスタムしたモデルが0-100km/hで3.8秒に。 (画像:プレスイメージより) |
また、コンプリートカー、チューニングカーの部類のため番外編として掲載していますが、ブラバスのカスタム仕様として2015年に発表された「BRABUS 850 6.0 Biturbo GLEクーペ」というモデルは、メルセデスベンツのGLEクーペをベースに最高出力が850HP、最大トルクが1450Nmに引き上げられ、0-100km/hの加速は3.8秒、最高速度は320キロという驚異的なスペックに仕上げられており、ベントレーのベンテイガやポルシェのカイエンターボSを超える実質的に世界2位のスペックを持ったモデルとなっているようです。
日産 Juke-R・0-100km/hの加速:3.7秒
最速のSUV第一位は「日産ジュークR」!(画像:プレスイメージより) |
量販車としての実質的な1位は「ランボルギーニ・ウルス」となると思いますが、外部のチューニングメーカーを除くメーカー関連で1位に限りなく近いモデルはこちら、日産のコンパクトクロスオーバーSUV「ジューク」をベースに日産テクニカルセンター・ヨーロッパが「世界最速のクロスオーバー」を目指して開発したというワンオフのスペシャルモデル「ジュークR」です。
見た目はジュークですが、中身はエンジンを含め殆どGT-Rという最強モデル。(画像:プレスイメージより) |
「ジュークR」は、2010年型の日産ジュークをベースに「日産GT-R」専用に開発されたV型6気筒ガソリンエンジン「日産・VR38DETT」が移植されているほか、多くの部分が日産GT-Rから移植されており、実質的には見た目はジューク、中身はGT-RというスーパーSUVとなっており、世界で4台程度の車両が生産され、1台5000万円以上の価格で販売されたようです。
日産GT-R NISMOのエンジンを移植したジュークRの新型「ジュークR 2.0」(画像:プレスイメージより) |
ちなみに、こちらのジュークRについては、2015年6月に新たにGT-Rの高性能モデル「GT-R NISMO」のエンジンを移植した「ジュークR 2.0」が発表されており、詳細なスペックなどは不明ながら、このモデルが市販されれば先代ジュークRの数字を上回る可能性もありそうです。
ジープ・グランドチェロキー・トラックホーク 0-60マイル加速:3.5秒
もしかして1位か2位!?ぶっ飛んだ性能のジープの高性能仕様「トラックホーク」 (画像:プレスイメージより) |
ジープ史上最強・最速のSUVとして登場した「グランドチェロキー・トラックホーク」は、6.2リットルV8スーパーチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力707HP、0-60マイルの加速はなんと3.5秒、最高速度は290km/hと公表される、とんでもない加速性能を持ったモデルとして登場し、ランキングにも入れるつもりでしたが、公式サイトによると「販売が終了いたしました。」という表記があり、また、0-100km/hではなくマイル表記だったため、今回はランキングとは別に番外編として掲載しました。
ただ、実際にこの性能だと、このクルマが世界トップである可能性が非常に高いので、今後、ランキングに反映するかもしれません。
■世界最速のSUVはランボルギーニ!SUVというよりスーパーカーに近い仕様に。
いかがでしたでしょうか?
2018年に更新した世界最速のSUVランキングの第1位は、ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」となりました。この記事を最初に掲載した当時に比べると、参入したメーカーも増え、順位が変わり、さらに速いモデルが続々と投入されているのも印象的です。
今後、再びこのランキングを更新するときには、一体どのようなSUVがランクインしてくるのかにも注目です!
※このランキングは、当サイト「Idea Web Tools」が自動車メーカー各社の公表データ及び国内外の複数の自動車メディアの情報などをもとに2018年の現時点での0-100km/hの加速でのSUVの順位を独自に作成したものとなっておりますので、部分的な間違いがある場合や、今後順位が更新される可能性があることをご了承ください。
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Reviewed by hossy
on
01 4月
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