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ランボルギーニ「カウンタック」の名前に込められた意味
ランボルギーニを代表するスーパーカーといえば、やはり「カウンタック」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
低く構えたボディに、鋭く折れたようなウェッジシェイプ。さらに、ドアを上方へ跳ね上げるシザードアもカウンタックを象徴する特徴のひとつです。
1970年代に登場したカウンタックは、それまでのスーパーカーとは大きく異なるスタイリングで世界を驚かせました。
ところで、「カウンタック(Countach)」という名前には、どのような意味があるのでしょうか?
「Countach」はピエモンテ地方の方言
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ランボルギーニ公式によると、「Countach」はイタリア北西部のピエモンテ地方で使われている方言に由来します。
この言葉は、驚きや感嘆を表すときに使われる表現です。
つまり、何かを見て「驚いた!」「すごい!」と感じたときに出てくる言葉に近いものです。
カウンタックという名前だけを見ると、エンジンや性能、デザインなどに関係する特別な意味があるようにも思えますが、実際には、もっとシンプルで、「驚き」を表す方言が、そのままスーパーカーの名前になったのです。
カウンタックの名前を決めたのはマルチェロ・ガンディーニ
カウンタックのデザインを手掛けたのが、イタリアのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏です。以前の記事でご紹介していた「ランボルギーニ・ミウラ」などをデザインしたことでも知られ、その他にもディアブロの原型デザインなども手がけた伝説的なデザイナーです。
ランボルギーニ公式サイトでは、そんなガンディーニ氏本人が「Countach」という名前の誕生について説明しています。
当時、ガンディーニたちはモーターショーに出展する車を製作するため、ベルトーネ(イタリア・トリノを本拠地とした名門カロッツェリア)の現場で作業を続けていました。
そこにはピエモンテ地方出身の作業員がおり、彼はピエモンテ方言を話していたそうです。
そして、その作業員が普段からよく使っていた言葉のひとつが「Countach」でした。
作業員が使っていた「Countach」という言葉
ガンディーニによれば、この言葉には文字通りの意味とは別に、驚きや賞賛を表すニュアンスがあり、その独特な響きをガンディーニが面白いと思ったことが、車名の誕生につながります。
ガンディーニは、この言葉を車の名前に使ってみてはどうかと考えました。
さらに、当時一緒に仕事をしていたボブ・ウォレスにも「Countach」と発音してもらい、英語を話す人にとってどのように聞こえるのかを確認したといいます。
そして、その響きが気に入ったことから「Countach」という名前が使われることになりました。
現在では世界的に知られている車名ですが、始まりはベルトーネの現場で使われていたピエモンテ方言だったわけです。
なぜ「Countach」がカウンタックに似合ったのか
カウンタックのプロトタイプ「Countach LP500」が発表されたのは1971年で、当時のスーパーカーには、曲線を多用した流麗なデザインも多くありました。
それに対してカウンタックは、低く長いボディに鋭いラインを組み合わせた、非常に未来的なスタイルを採用しています。
現在の感覚で見ても独特なデザインですが、1971年に初めてこの姿を見た人にとっては、さらに衝撃的だったはずです。
ランボルギーニ自身も、「Countach」という名前について、ベルトーネによって描かれた鋭いラインやスタイリングに対する驚きを表す言葉だったと説明しています。
「驚き」を意味する言葉が、これほど大胆なデザインの車に付けられたというのは、なかなか面白い組み合わせですね。
1971年に発表された「Countach LP500」
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カウンタックの歴史は、1971年のジュネーブ・モーターショーから始まります。
ここで発表されたのが「Countach LP500」です。
このプロトタイプを手掛けたのがマルチェロ・ガンディーニで、後の市販モデルにつながる基本的なデザインを示しました。
その後、市販化に向けた開発が進められ、1974年には「Countach LP400」の生産が開始されます。
カウンタックはその後も進化を続け、LP400S、500S、5000 QV、25th Anniversaryなどのモデルへと発展していきました。
そして1990年に生産を終了するまで、ランボルギーニを代表するV12スーパーカーとして存在し続けました。
「Countach」は普通の車名とは少し違っていた
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ランボルギーニの車名には、闘牛やスペインに関連する名前が多く使われてきました。それを踏まえると、闘牛とはあまり関係のなさそうな名前の車がランボルギーニの代表的なモデルとなっているのも不思議な感じがします。
スペインの有名な闘牛牧場の名前からきた「ミウラ」をはじめ、現在に至るまで多くのモデルで闘牛の血統や実在した闘牛の名前が付けられている中で、ピエモンテ地方の方言から生まれた「Countach」は少し異色の存在です。
しかも、車名として最初から考えられていた言葉ではありません。
ガンディーニ氏の身近にいた作業員が日常的に使っていた言葉を気に入り、それを車名にしてしまったという、カウンタックの誕生には、そんな偶然ともいえる出来事があり、その場のアイデアが後世にまで残る結果となっているのが面白いですね!
「Countach」の正式な読み方は「クンタッチ」
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ここまで、「Countach」の名前の由来についてご紹介してきましたが、おそらく多くの人が名前の由来とともに気になっているのが「Countach」って何て読むの?という部分なのではないかと思います。
「Countach」の本当の発音ってどう言うのが正しいのでしょうか?
日本だと「カウンタック」、これが英語やイタリア語になるとまた異なる発音(カウンタッチ?)のようになってしまうらしいのですが、ランボルギーニの公式facebookに過去に掲載された記事内容によると正式な読み方は「クンタッチ」だそうです。
言われてみれば、ランボルギーニの公式サイトや、新型が発表された際にもLamborghiniはランボルギーニとカタカナになっていても、Countachは「Countach」の表記しか見たことがなかったような気もしますし、上記FBの記事で"日本では「カウンタック」で知られ今でも高い人気を誇るこのCountach"と書かれているあたり、あえてカウンタックと書かないようにしているのかもしれませんね。
参考資料
この記事では、ランボルギーニ公式サイトで公開されている資料を参考にしています。
Lamborghini公式|Marcello Gandini Tells the Story Behind the Name Countach
カウンタックのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ本人が「Countach」という名前の誕生について語った公式記事です。
Lamborghini公式「Marcello Gandini Tells the Story Behind the Name Countach」
Lamborghini公式|Milestones
「Countach LP500」の発表や「Countach LP400」の生産開始、車名の由来など、カウンタックの歴史について紹介されているランボルギーニ公式ページです。
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