新型のS65AMG(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
■S65AMG 最高出力630psのAMGモデルの最高峰が世界初公開
東京モーターショー13の会場ではメルセデスベンツが多くのモデルを出品していますが、今回、世界初公開されたのはメルセデスベンツAMGの最高峰となる高性能モデル「メルセデスベンツS65 AMGロング」です。このモデルはSLSなどの特別なモデルを除けば泣く子も黙るメルセデスベンツのラインナップの中でも頂点に君臨するモデルとなっており、ラグジュアリーセダンのSクラスにV型12気筒6.0リッターツインターボエンジンを搭載する「スポーツカー」のようなモデルです。
東京モーターショー2013での新型S65AMGの発表の模様。
コンセプトSクラスクーペの次に紹介されるモデルです。
■Sクラスの威厳と風格を極めた「S65AMG」
最上級モデルとして新しくなったS65AMG(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
新型のS65AMGはメルセデスベンツのフラグシップモデル「Sクラス」をベースとしてAMGがチューニングを施した高性能モデルとなっており、今回発表されたのは既に発表されている新型のSクラス(W222)ベースのものとなります。
これまでにS63AMGというモデルが発表されていましたが、新型のS65AMGは今回の東京モーターショー13にてS63AMGを上回る最上級モデルとしてデビューしました。
新型のS65AMGには「Aウィング」と呼ばれるフロントスポイラーが装着されるなどAMGモデルとして相応しい威厳のあるエクステリアデザインとなっています。
■S65AMGのハイパフォーマンス過ぎる性能とスペック。
S65AMGに搭載されたV12エンジン(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
新型のS65AMGには最高出力463kW(630PS)/最大トルク1000Nm(102.0kgm)を発生するV型12気筒6.0リッターツインターボエンジンが搭載されており、巨大なラグジュアリーサルーンでありながら0-100km/hまでの加速は4.3秒という驚異的な性能を誇ります。
S65AMGのメーターは360km/hまで刻まれている(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
これは新型のS65AMGが「見た目はセダン、中身はスポーツカー」といっても間違いではないレベルな上に、それでいてECOスタートストップ機能などを搭載しているため環境性能にも優れているという点にも注目です。
ちなみに新型S65AMGの燃費は欧州複合モード燃費は8.4km/リットルと公表されており、欧州のユーロ6基準に適合した排出ガス性能を備えています。
S65AMGにはSクラスと同様に最先端のテクノロジーも搭載(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
また、フロントガラス上部の内側にあるステレオマルチパーパスカメラで前方にある路面上の凹凸を検知し路面の状態に応じたサスペンションのスプリングストラットとダンパーのオイル流量を制御するというロードサーフェススキャンを搭載しているほか、
2種類のサウンドが楽しめるというAMGのエグゾーストシステムを搭載することにより、閑静な住宅街などあまり大きな音で走りたくない時と逆にS65AMGに搭載されたAMG V12エンジンのパワー全開でサウンドを響かせたいときに合わせて切り替えることが可能となっているようです。
■華やかさと威厳を極めたS65AMGのインテリア。
ハイグレードなS65AMGのインテリア。(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
新型のS65AMGはAMG仕様のハイパフォーマンスなスポーツサルーンですが、Sクラスとしてのラグジュアリーなインテリアも特徴的です。
S65AMGに搭載された3Dサウンドシステム(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
広々としたS65AMGの後部座席(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
S65AMGの後部座席から見るとこのようなイメージ(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
最高品質のナッパレザーを使用したシートやドアパネル、センターパネルに配置された新デザインIWC製アナログクロックなど上質なインテリア素材に囲まれた室内空間とともに、新型のAMGスポーツステアリングホイールやAMG専用デザインの新型カラーインストゥルメントパネルなども配置することにより豪華なインテリアとスポーティなデザインを両立させたものとなっています。
■メルセデスベンツS65AMGの価格。
S65AMGのライトアロイホイール(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
贅とパフォーマンスを極めたメルセデスベンツ最高峰となる新型のS65AMGですが、気になる価格も公表されています。
新型のS65AMGの価格は3200万円。
これは車両本体価格なので、ここにオプションが追加されるとさらに上がります。
ちなみに、一つ下のランクとなるS63AMGの場合、車両本体価格が2340万円ですが、フルオプションにした場合、オプション代だけでCLAクラスが買えてしまうくらいになるのでスゴい世界です。
S65AMGもオプション次第ではマイバッハ並みに?(画像:Daimlerの公式プレスリリースより。) |
現在この新型S65AMGには専用のオプションパッケージが用意されており、AMGカーボンセラミックブレーキや速度リミッターの設定が変更されるというAMGドライバーズパッケージ、AMGカーボンファイバーフロントリップ、AMGカーボンファイバードアミラーカバー、AMGカーボンファイバー付サイドスカート、ハイエンドサラウンドシステムなどの合計数百万円以上となるオプションも設定が可能なようです。
新型「メルセデスベンツS65AMG」AMGの頂点に君臨する高性能サルーン
Reviewed by hossy
on
23 11月
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