ランサーエボリューションの史上最強モデル「X FQ-440MR」(画像:Mitsubishi Motors UKより引用) |
■845万円のランサーエボリューションXが1時間で完売。
実は海外で話題となっていた特別仕様車の記事があったのでどちらを掲載しようか迷っていましたが、今回両方ご紹介したいと思います。
三菱自動車は先日、販売台数の落ち込みなどから、高性能車となる「ランサーエボリューション」の生産を現行モデル限りで終了する方針を明らかにしたとの報道があり、現在の10代目モデルにてトータルで15万台以上を販売した1992年から続くランエボの歴史に幕が降ろされるようです。
そんななか少し前に発表された英国向けのランサーエボリューションの最強限定モデル「ランサーエボリューション X FQ-440 MR」が発売から1時間足らずで完売するというニュースが三菱モータースの英国版SNSにて公表されました。
■440馬力のランエボ史上最強モデル「ランサーエボリューションX FQ-440 MR」
ランエボX FW-440MRの完売をイギリスの三菱自動車がFBにて公表。(画像:公式FBより引用) |
ランサーエボリューションの生産終了がアナウンスされる少し前、海外メディアなどで取り上げられていた「史上最強のランエボ」こと「ランサーエボリューション X FQ-440 MR」。
このモデルは、三菱自動車の英国進出40周年を記念した特別な車となっており、特別なチューニングを施した2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し最大出力は440馬力(PS)、最大トルクは57kgm/3100rpmというハイパフォーマンスな仕様です。
ちなみにこのモデルは限定40台のみの生産となっており、価格は50000ポンド(日本円にして850万円以上)という、通常の日本で販売されているランサーエボリューションの最上級グレードよりも300万円以上高い設定になっているにも関わらず、わずか1時間程度で完売してしまったようです。
■三菱自動車、ランエボ生産終了後はEVやPHVに集中へ。
現時点でプレスリリースなどが公表されていないようなので複数のメディアが報じていた内容を参考にすると、ランエボの生産終了時期については不明ながらも数年以内ということらしく、三菱自動車はランサーエボリューションの生産終了後は、SUVや環境性能の高い電気自動車、プラグインハイブリッド車の開発に力を入れていくようですね。
ただ、ここからは個人的な考えですが、国内の自動車メーカーでも走りを楽しめるスポーティなモデルのラインアップやデザイン展開が再び増え始めたここ最近の流れの中で、このままランエボの終了で幕を閉じてしまうというのも考えにくいので、もしかするとランエボの跡を継ぐ環境性能とスポーツ性能を両立させた新たなモデルが今後登場するなんてことも十分に有り得ることだと思います。
確かに需要という面では利益を出していかなければならない企業にとっては今の時代にそぐわなかった部分もあるのかもしれませんが、三菱自動車の代表的なモデルが無くなってしまうのは少し寂しい気もします。
史上最強なスペックのランエボXが1時間で完売!価格は845万円で限定40台
Reviewed by hossy
on
30 3月
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