フォード・モーターが日本からの完全撤退を発表。(画像:フォード・マスタングのプレスイメージより) |
■フォード・モーターが日本市場からの完全撤退を発表。
米国のフォード・モーターは1月25日、2016年末までに日本とインドネシアからの完全撤退することを正式に発表しました。
日本市場からの撤退理由は、投資に対する利益を見込めないと判断したためで、現在日本国内にある直営店の閉鎖及び正規販売契約のある店舗との契約も終了し、輸入販売を含む全ての事業から撤退することになるようです。
■フォード撤退、投資に対する収益が見込めないと判断。国内の販売店は閉鎖や契約終了へ。
フォードは2016年内に完全撤退を予定しており、今後、国内の販売店は閉鎖、輸入販売も終了となります。 (画像:フォード・エクスプローラーのプレスイメージより) |
アメリカ自動車メーカーのビッグスリーの1社であり、フォーカス、フィエスタ、エクスプローラーなどのモデルをはじめ、マスタングやリンカーンブランドではナビゲーターなどをラインアップしているフォードですが、輸入車全体に占める新車販売シェアは1.5パーセント程度(2015年)にとどまっており、フォードはこの撤退を投資に対する収益が見込めないと判断したものであると説明しています。
フォード・フォーカス(画像:フォード公式サイトより引用) |
フォードブランドのほかに、リンカーンも撤退。(画像:リンカーン・ナビゲーターのプレスイメージより) |
今後、日本国内にある販売店(直営店、正規販売店)は閉鎖や契約終了となり、現在日本国内で行われている製品開発などは海外へ移転する方針のようで、市場撤退以降の顧客へのアフターサービスについては、フォード・ジャパン・リミテッドが「当面の間フォードおよびリンカーンの販売会社が販売、部品交換、アフターサービス、保証の窓口となります。また、撤退後もアフターサービスや保証の提供を継続することをお約束いたします。お客様にはフォードおよびリンカーンブランドをご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。詳細につきましては、今後撤退までの期間中、フォード・ジャパン・リミテッドのホーム・ページその他で随時最新情報をお知らせしてまいります。」という文章を発表しています。
年末までに撤退ということで、昨年発表された新型のフォードGTが日本で発売されることはなさそうです。 (画像:フォード・GTのプレスイメージより) |
フォードといえば、昨年のデトロイトモーターショーにて、新型スーパーカー「フォードGT」を発表し、2016年後半からの生産開始が予定されていましたが、残念ながらこのモデルが発売される頃にはフォードは日本から撤退してしまっているかもしれません。
フォード、日本から完全撤退を発表。全モデルの輸入販売を年内に停止へ。
Reviewed by hossy
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27 1月
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