アウディがフラッグシップサルーン「A8」のフルモデルチェンジを発表!(画像:プレスイメージより) |
■最先端テクノロジーを満載し最新デザインを纏った新型アウディ「A8」
アウディは、同ブランドのフラッグシップサルーンの新型「A8」をバルセロナで開催されたアウディサミットにて世界初披露しました。
フルモデルチェンジとなる新型のアウディA8は、アウディのスローガンでもある「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)を反映したブランドの新たなベンチマークとなっているとのことで、新しいデザイン言語が反映されたスタイルや、市販モデルとしては世界でも初となる高度な自動運転システムが採用されるなど、最新のラグジュアリーサルーンとして登場することになります。
■アウディデザインの新しい時代の幕開けを告げる新型A8のエクステリア。
グリルを中心に大幅に変更されたエクステリアデザインが特徴的。(画像:プレスイメージより) |
今回発表された新型のアウディA8は、先代モデルとは大きく異なるデザインが採用されているのが特徴で、幅が広く直立したシングルフレームグリルが備わったフロントをはじめ、2015年のジュネーブモーターショーにて披露されたコンセプトカー「Audi prologue」のスタイルが市販車に反映されたエクステリアに仕上げられています。
スポーティでエレガント、洗練されかつ先進的なスタンスを象徴したデザインに。 (画像:プレスイメージより) |
4つのホイールに同等の比重を置きホイールアーチの上の力感溢れる抑揚によって、ビジュアル面でもquattroドライブを示唆。(画像:プレスイメージより) |
OLEDテクノロジーを用いたテールライトとLEDライトスリップが採用されたリアデザイン。 (画像:プレスイメージより) |
また、フロントにはレーザーライトを用いた「HDマトリクスLEDヘッドライト」、リアには「OLEDテクノロジーを用いたテールライト」と「LEDライトスリップ」が採用され、ドライバーがクルマに近づいたり離れたりする度に、それらのシステムを使ったダイナミックなライトの動きを応用したユニークなプレゼンテーションが展開されるなど、機能的であり、視覚的にも遊び心が感じられるスタイルとなっているようです。
■ラグジュアリーでシンプルな新型アウディA8のインテリア。ディスプレイやジェスチャーによる直感的な操作を実現。
「自由」をテーマにデザインされた新型A8のインテリア。(画像:プレスイメージより) |
大幅に変更されたエクステリアとともに、フルモデルチェンジしたアウディA8はインテリア面でも最先端の装備が多数採用されており、従来のモデルの特徴でもあったロータリープッシュボタンやタッチパッドは姿を消し、インストルメントパネルからもボタンやスイッチ類が消滅。各所がディスプレイ化されて、クルマのドアを開けるとユーザーインターフェースがすぐさま立ち上がり、ドライバーは大型ディスプレイに指で触れることでインフォテイメントシステムを操作し、センタートンネルコンソールにある2番目のタッチスクリーンではエアコンや快適機能にアクセスして操作することが可能に、さらに、直感的な文字入力や手を振る動作などのタッチジェスチャーも利用出来るなど、シンプルなデザインの中にハイテク装備が網羅された近未来的な空間に仕上げられているのが特徴的です。
エアコンなどの操作が可能なセンタートンネルコンソールのタッチスクリーン。(画像:プレスイメージより) |
新型アウディA8の後部座席はこんな感じのデザイン。(画像:プレスイメージより) |
取り外し可能なリモートコントロールユニット、さらにシートの背に搭載されたフットレストに足を乗せてマッサージすることも。(画像:プレスイメージより) |
また、後部座席では、専用の独立した操作ユニットを使って、アンビエントライトや、新設定のHDマトリクス読書灯、シートマッサージなどの機能をコントロールしたり、プライベートな電話をかけたりすることも可能で、スマホサイズのOLEDディスプレイが採用された後席用のリモートコントロールユニットは、取り外して使用することも出来るとのこと。
そして、ロングバージョンのA8 Lの後席右側にオプション設定されたリラクゼーションシートでは、シートバックの背に搭載されたフットレストに足を乗せて、温めたりマッサージしたりすることも出来るなど、高級車らしい至れり尽くせりな装備も選択できるようです。
■世界初のレベル3自動運転システム「Audi AIトラフィックジャムパイロット」を搭載!
市販車としては世界初のレベル3自動運転システムを搭載。(画像:プレスイメージより) |
ここまでの内外装の部分だけでも、最新のA8には最先端な機能が多数採用されているのをご紹介していますが、このモデルの中でも最も注目されている機能は、市販モデルとしては世界でも初めてとなる高度な自動運転機能が搭載されている部分です。
新型のA8に搭載される「Audi AIトラフィックジャムパイロット」という機能は、センターコンソールにあるAIボタンを押すと、中央分離帯のある比較的混雑した高速道路を60km/h以下で走行しているとき、ドライバーに代わって運転操作を引き受けてしまうというもので、この機能が発進、加速、ステアリング、ブレーキの各操作に対応し、その国の法律で許されていればということではありますが、ステアリングホイールから手を放したままでも、車載のテレビを視聴するなどの運転以外の行為を行うことも可能で、もしも、システムが機能の限界に達してしまった場合には、すぐさまドライバーに、運転操作に戻るよう通知されるとのことで、まさに、本格的な自動運転が市販車に搭載された革命的なモデルとなっています。
ちなみに、この機能については、各国における法的枠組みを明らかにし、各々の市場におけるシステムの適用とテストが必要ということもあり、装備モデルの導入は2018年以降に開始されるようです。
■「AIリモートガレージパイロット」でパーキングスペースやガレージに出し入れも。
外から操作してガレージに車を入れたりすることもできます。(画像:プレスイメージより) |
車両を自律的に操作してしまう機能は上記の「Audi AIトラフィックジャムパイロット」だけでなく、「Audi AIリモートパーキングパイロット」と「Audi AIリモートガレージパイロット」も搭載されており、こちらはクルマを自律的に操作して、パーキングスペースやガレージに入れたり、そこからクルマを出すことも自動で行ってくれる機能で、この時にドライバーは車内にいなくてもOKで、パーキング操作をする時は、「Audi AIボタン」を押し続けるとmyAudiのアプリに、車載の360°カメラからの映像が映し出され、操作が完了すると、自動的に「P」に入り、エンジンとイグニッションがスイッチオフするという、こちらも近未来的な機能となっています。
このほか、サスペンションでも、電動アクチュエーターを働かせて、個々のホイールを持ち上げたり下げたりし、スムーズな乗り心地からスポーツカーのダイナミックなハンドリングまで、幅広い走行特性が得られるという「Audi AIアクティブサスペンション」などの革新的な技術が投入されるなどしており、アウディのテクノロジーを投入し、全方位で時代を先取りした高級サルーンに仕上げられています。
■現時点では日本向け導入は未公表、国内ではレベル3自動運転システムはどうなる?
自動運転システムは2018年以降となるようですが、日本でも使えるようになるのでしょうか? (画像:プレスイメージより) |
フルモデルチェンジした新型のアウディA8シリーズについて、現時点では日本市場に向けた導入時期や販売価格などは明かされておらず、注目される自動運転機能が国内でどのレベルで使用可能になるのかなどについては不明ですが、リスクはあるものの運転支援よりも先にある「レベル3」の自動運転システムが実際に市販車に搭載されて販売されること自体かなりスゴいことなので、ここから自動車の進化がさらに進んでいくことになりそうですね。
新型アウディA8の機能などの魅力を紹介する公式映像。
新型アウディA8の内外装のデザインを紹介する映像。
今後、新型アウディA8について、日本向けの新たな発表などがありましたらご紹介したいと思います。
アウディ、フルモデルチェンジした「A8」を発表!世界初のレベル3自動運転システムなど最先端技術が満載のフラッグシップに。
Reviewed by hossy
on
14 7月
Rating: