レクサス「RC F」がマイナーモデルチェンジ！高性能なパフォーマンスパッケージも新たに設定。

レクサスの高性能2ドアクーペ「RC F」がマイナーモデルチェンジして登場（画像：プレスイメージより）

■マイナーチェンジした新型レクサス「RC F」を世界初公開。

レクサスは、米国で開催中のデトロイトモーターショー2019に合わせ、マイナーモデルチェンジした新型「RC F」を発表しました。

2019年5月には日本でも発売されるという新型の「RC F」では、従来型と比較して20kgの軽量化を実現しているほか、エンジン出力の向上、レースで培われた空力デバイスや形状を最大限スタイリングに織り込んだデザインが採用されるなどしており、ベースモデルの他に、高性能バージョンとなる「Performance package（パフォーマンスパッケージ）」と呼ばれる走りを強化したモデルも新たに設定されるとのことです。

■軽量化やエンジン、サスペンション、タイヤ、デザインなど、あらゆる点に改良が加えられた新型「RC F」

改良新型ではエンジンなど各所に改良が加えられているのが特徴。（画像：プレスイメージより）

今回発表されたマイナーチェンジとなる新型「RC F」は、レクサスの2ドアクーペ「RC」の上位版となる同モデルの持ち味とする優れたパフォーマンスを進化させることを目指し、軽量化や空力性能のほか、パワートレーン、タイヤ、サスペンションなど、あらゆる点に改良を加え、常用域での軽快な走りと限界域における優れた操縦安定性を実現しているとのことで、具体的には、運動性能の向上を狙った従来モデルと比較して20kgの軽量化、コントロール性の向上を目的とした新開発タイヤの採用、エンジン出力の向上（4.0リットルや、エアクリーナ－形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良によるアクセルレスポンスの向上などが説明されています。

デザイン面でも、エクステリアでは「レース育ちのスタイリング」をコンセプトに、フロントバンパーコーナーにカナード形状を取り入れてダウンフォースを向上させたほか、サイドのロッカーモール後端にアンダーカット形状をつくることでリヤタイヤ周辺の乱気流を抑制。前後のホイールハウスにダクトを設けることでホイールハウス内に溜まった空気の圧力を低減させ、最適なコーナリング姿勢やステアリングの応答性向上に寄与させるなど、レースで培われた空力デバイスや形状を最大限スタイリングに織り込んだデザインに仕上げられているとのこと。

■新型「RC F」には、さらに高性能な「Performance package（パフォーマンスパッケージ）」も設定。

新たに設定された「パフォーマンスパッケージ」と呼ばれる高性能仕様。（画像：プレスイメージより）

今回の新型「RC F」には、通常のベースモデルとは別に、さらに高性能な「Performance package（パフォーマンスパッケージ）」が新たに設定されているのも特徴で、こちらのモデルでは、日本のSUPER GTや米国のデイトナ24時間レースなど、モータースポーツで培った技術を応用し、エンジンフード、ルーフ、フロントスポイラーなどの外装部品やブレースにCFRPを採用したほか、カーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールの採用で、従来型比70kgの軽量化が実現され、デザイン的にも標準の「RC」「RC F」と比べて、かなりスポーティな雰囲気となっている印象です。

さらに、専用の「固定式カーボンリヤウイング」の採用により、標準仕様に採用されているアクティブリヤウイング以上のハイダウンフォースとロードラッグを実現し、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立させているとのことで、どちらかというと、本格的なサーキット走行を意識した強力なラインアップといったグレードなのではないでしょうか？

現時点では具体的な価格などは明かされていませんが、新型「RC F」の日本での発売は2019年5月を予定しているとのことなので、今後国内向けのさらなる詳細が発表されていくものと思われます。