フィスカーの後継となる新型PHVスポーツカー「カルマ・レヴェーロ GT」が日本でも発売に！

復活した「カルマ」の高性能仕様がDMCにより日本でも発売へ。

かつて米国のベンチャー自動車メーカーとして注目されながらも、2013年に破産してしまった「フィスカーオートモーティブ」を受け継ぎ、後継車種「カルマ・レヴェーロ」シリーズを生産・販売している「カルマオートモーティブ」の最新モデル「カルマ・レヴェーロ GT、GTS」が、デロリアン・モーター・カンパニーにより、日本国内でも予約受注することが発表されました。

セレブの愛車としても知られた「フィスカー」を受け継ぐ「カルマ・レヴェーロ」

写真は2019年のロサンゼルスモーターショーで発表された最新モデル「カルマ・レヴェーロGTS」

米国のベンチャー自動車メーカー「フィスカーオートモーティブ」が製造していたプラグインハイブリッドスポーツカー「カルマ」は、発売当初は第一号車が俳優のレオナルドディカプリオに納車されたほか、ジャスティン・ビーバーなどのセレブの愛車としても注目された存在でしたが、2010年に電池パックの供給企業が破産し、さらにハリケーンにより納車前の新車300台が浸水するなどの悲劇に見舞われ2013年に破産してしまいました。

現在では、そんなフィスカーオートモーティブ社の破産後の資産を買収する形で、2014年に米国カリフォルニア州に設立された「カルマオートモーティブ」が、後継車種となる「カルマ・レヴェーロ」シリーズを生産・販売しており、その最新シリーズとなる「カルマ・レヴェーロ GT、高性能仕様のGTS（Karma Revero GT/GTS）」を、デロリアン・モーター・カンパニーが日本でも輸入販売するとのこと。

発表によると、2019年の12月から予約受付が開始された「カルマ・レヴェーロ GTS」は、4ドアスポーツスタイルで、ツインモーターとBMW社製3気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力は536HP、最大トルク87.8kgm、0-100km/h加速は4秒未満、最高速度は209km/h、最大走行距離は580km、国内向け価格及び納車時期は未定とのことですが、ベースモデルの「レヴェーロ GT」の価格が2180万円、納車開始予定が2020年内とアナウンスされているので、今後詳細が明かされていくのではないかと思われます。

搭載されているBMWのエンジンは基本的に発電用となっていて、バッテリー残量が少なくなったタイミングでエンジンが始動し、発電することで航続距離が伸びる設計となっているようで、「GTS」の場合、高性能モデルという位置付けということもあり、ローンチコントロールも搭載されています。

ちなみに、デロリアン・モーター・カンパニーは、その名の通り「デロリアンDMC-12」の認定中古車販売も行なっているほか、別記事でもご紹介しますが、米国のルシード・モータース社製高級セダンEV「ルシードエア」など、国内でもかなり珍しいと思われる車種の取り扱いも行なっているようなので、チェックしてみてはいかがでしょうか？