1000馬力だけじゃない!BRABUS BODOが"究極のグランドツアラー"と呼ばれる理由とは?
2026年に発表された「BRABUS BODO(ブラバス・ボド)」。
1000馬力という圧倒的なスペックや、これまでのブラバスには存在しなかった独創的なデザインも話題となりましたが、このクルマの本当の魅力は、単なるハイパワーマシンではありません。
今回は、BRABUSが長年培ってきた技術と、創業者への想いをすべて注ぎ込んだ「ブランド史上最高峰の一台」と言える存在でもある「BRABUS BODO(ブラバス・ボド)」についてご紹介していきたいと思います!
創業者の夢を形にした、特別なプロジェクト
BODOという車名は、1977年にBRABUSを創業した故ボド・ブッシュマン氏の名前に由来しています。
彼は生前、「大型クーペを作りたいんだ。」「グランツーリスモを。堂々とした、高級感あふれる、妥協のない車。自動車の黄金時代にインスパイアされつつも、現代に蘇らせたい。先進的で大胆、存在感がありながらも力強く、紛れもなくブラバスらしい車にしたいんだ」という夢を語り続けていました。
その夢を受け継いだBRABUSのエンジニアたちが完成させたのが、このBODOです。
世界限定77台という生産台数も、BRABUS創業年である1977年へのオマージュ。まさにブランドの歴史そのものを象徴するモデルとなっています。
「チューニングカー」の常識を覆すフルカーボンボディ!
BRABUSと聞くとメルセデス・ベンツをベースにセダンをスーパーカー並みの性能に仕上げてしまうような超過激なチューニングを施すメーカーというイメージを持つ人も多いでしょう。しかしBODOは、そのイメージを大きく覆します。
長いノーズ、流れるようなルーフライン、ワイドなリアフェンダー、そしてボディ全体を覆うフルカーボンファイバー製ボディ。
一見するとクラシックGTを思わせるシルエットですが、中身は最新の空力解析(CAD開発)によって生み出された最先端のスーパーカーです。
高速域ではアクティブリアスポイラーが自動で展開し、状況に応じて空力性能を最適化。さらに強いブレーキング時にはエアブレーキとしても機能します。
1000馬力のV12を今あえて選ぶ理由
近年はハイブリッド化やEV化が急速に進み、V12エンジンを搭載する新型車は年々減少しています。そんな時代にBRABUSが選んだのは、5.2リッターV12ツインターボというこれまでのハイパワー志向のエンジンでした。
最高出力は1000馬力、最大トルクは1200Nmという圧倒的なスペックを誇り、0-100km/h加速はわずか3.0秒、最高速度は360km/hに到達します。
しかし、このクルマはサーキット専用マシンではなく、長距離を快適に走りながら、アクセルを踏めばハイパーカー級の加速を味わえる「グランドツアラー」として開発されている点が最大の魅力です!
インテリアも"作品"レベル!
室内に目を向けると、そこはまさにBRABUSのクラフトマンシップの集大成。
他のブラバスモデル同様に最高級レザーを惜しみなく使用し、ダッシュボードからトランクルームに至るまで丁寧に仕立てられています。
さらにドアには創業者ボド・ブッシュマン氏のサインが刻まれ、細部まで特別な一台であることを感じさせます。
ベース車はベンツではなくアストンマーティン!?
BRABUS BODOが特別視される理由は、圧倒的なパフォーマンスだけではありません。実はこのモデルは、BRABUSがこれまで培ってきたチューニング技術をさらに発展させた、「コーチビルドモデル」として開発された初の本格プロジェクトでもあります。
一般的なコンプリートカーは、市販車に専用パーツやチューニングを施して完成させます。ブラバスならこれまではメルセデス・ベンツのモデルをベースにしたコンプリートカーのイメージが強いと思います。なので、このBODOが発表された際には、一体何の車がベースなのか?という部分でも注目されていました。
今回のBODOではあえてベンツではなく「アストンマーティン・ヴァンキッシュ」がベース車となっており、その上でBODOではベース車の基本構造を活かしながらも、エクステリアは専用設計のカーボンボディへと刷新され、内外装のほぼすべてにBRABUS独自のデザインと技術を投入して仕上げられているのが特徴です。
そのため、ベースとなったアストンマーティン・ヴァンキッシュの面影を残しつつも、完成した姿はまったく新しいグランドツアラーと言える仕上がりです。これは従来の「チューニングカー」という枠を超えた、新しいカテゴリーへの挑戦でもあります。
BRABUS BODOの価格は1億8000万円以上!?
BODOの価格は約100万ユーロ、日本円で約1億8,000万円という驚異的な金額となっているようで、これに現地の付加価値税などが加わると恐らく日本円で2億円以上の価格になるという、これまでのブラバスのコンプリートカーの中でもここまで高額なモデルは少なかったように思われます。
車両にはフルカーボンボディをはじめ、専用開発されたエアロダイナミクス、1000馬力仕様へと進化したV12ツインターボエンジン、職人が一台ずつ仕上げる「BRABUS MASTERPIECE」インテリアなど、同社が持つ最高峰の技術が惜しみなく投入され、さらに、生産台数は世界限定77台のみ。大量生産を前提としたスーパーカーとは異なり、一台ごとに多くの時間と手作業を要するため、その希少性も価格に反映されています。
この部分でも、BODOがこれまでのブラバスのコンプリートモデルとは異なった方向性を持ったモデルである印象なのがわかりますね。
BRABUSの歴史を変える一台
これまでのBRABUSは「メーカーのクルマを究極まで仕上げる」ブランドという印象が強ありました。しかしBODOは、それを一歩先へ進めた存在となっています。
単なるチューニングカーではなく、ブランドの哲学や創業者の夢、最新技術、そして職人技を融合させた"作品"と言っても過言ではありません。
1000馬力という数字だけでも十分にインパクトがありますが、これまでのモデルと異なるのは、例えばフェラーリだったりランボルギーニだったりといったメーカーの車種では多く語られていた「ストーリー」が存在している部分です。
世界限定77台という希少性はもちろん、「BRABUSとは何か」を一台で表現したBODOは、今後長く語り継がれるこれまでのブラバスモデルとは異なった伝説的な車として存在していきそうです。
(記事参考:BRABUS公式サイトより/画像:プレスイメージより)
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