トヨタが雪上走行仕様の「スノーハンター・コンセプト」5台を公開!タンドラやランクルがキャタピラ仕様に!
トヨタが、2026年11月3日から米国ラスベガスで開催されるSEMAショーに向けて、雪上走行をテーマにした5台のコンセプトカー「Snowhunter Concept(スノーハンター・コンセプト)」を公開しました。
ベースとなっているのは、「タンドラ」「タコマ」「4Runner」「ランドクルーザー」「セコイア」の5車種。いずれも通常のタイヤを雪上走行用のトラックシステムに変更し、ルーフラックや補助ライト、専用の足回りなどを組み合わせた、冬のアウトドアを想定した特別仕様です。
デザインを担当したのは、米国ミシガン州に拠点を置くトヨタのデザイン部門「CALTY Design Research」。雪深い場所でも冒険を楽しめるよう、それぞれの車種が持つ特徴に合わせて装備を作り込んでいます。
SUV &ピックアップ5台共通の雪上走行仕様
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| トヨタがSEMAショー2026に合わせて公開した5台の雪上走行カスタム仕様。 |
今回のSnowhunterシリーズでまず目を引くのが、5台すべてに採用された白いスノートラックです。
通常のタイヤとホイールを取り外し、雪上での走行を想定したトラックシステムへ変更。さらに、専用のカモフラージュグラフィックやSnowhunterのロゴ、グロスブラックのアクセントを組み合わせています。
照明には「Rigid」製の補助ライトを採用し、サスペンションにはトヨタ純正部品やTRDのリフト関連パーツを使用。雪道や未舗装路など、一般的な道路から外れた場所での走行をイメージした仕様となっています。
ただし、今回の5台はあくまで特別なプロジェクトとして製作されたコンセプトモデルであるため、使用されているパーツにはトヨタから一般販売されていないものも含まれ、同じような仕様にした場合は車両の保証が無効になる場合や、車両の性能や安全性に悪影響を与える場合、また公道走行が認められない場合があるとアナウンスしています。
タンドラは移動式のベースキャンプに
5台の中でも、特に装備が充実しているのがフルサイズピックアップの「タンドラ」です。
雪上走行用のトラックシステムに加え、CALTYがデザインした「Toyota TrailLift Pro Rack System Concept」を搭載。荷台を、アウトドア用品を積載するための多目的なスペースとして活用できるようにしています。
このラックシステムは、収納物や装備に合わせて構成を変更できるフレームを備えているのが特徴です。さらに、上部のラックは可動式となっており、積載時には低い位置まで下げることができます。
自転車やカヤック、カヌーなど、大きなアウトドア用品を積み込む際にも使いやすい設計です。
このほか、TRD製のリアビレットコントロールアームやPredator Step、追加照明なども装備。雪深い場所へ移動するだけでなく、現地で活動するための拠点としても使えるピックアップをイメージしています。
タコマは機動性を重視したアウトドア仕様
ミドルサイズピックアップの「タコマ」は、狭いトレイルや変化の多い雪道での機動性を意識した仕様です。
スノートラックに加えて、ルーフラックや荷台いっぱいに広がるベッドラックを装備。ラックにはMOLLEパネルを組み合わせ、収納スペースを自由に活用できるようにしています。
さらに、オーニングやカーゴストレージ、リカバリー用装備、荷台の照明なども追加されています。
タンドラが大きな荷物を積んでベースキャンプとして活用する方向なのに対し、タコマは車体の扱いやすさを生かして、雪山の狭いルートを進むことを想定した構成となっています。
4Runnerは荷物と車体の保護を重視
SUVの「4Runner」は、雪深い山道や未舗装路を走ることを想定し、車体の保護と積載性を重視した仕様です。
トヨタ純正のロックレールを装着し、ルーフにはPrinsu製のルーフラックとアクセサリーパネルを追加。さらに、Thule製の「Pulse 2」カーゴボックスも搭載しています。
スノートラックと組み合わせることで、通常の道路だけでなく、雪に覆われた山間部などへも出かけられるような雰囲気に仕上げられています。
ランドクルーザーは本格的な雪山探検をイメージ
「ランドクルーザー」は、もともと世界各地の過酷な環境で使用されてきたモデルとして有名です。その特徴を生かし、雪山での探検をイメージした装備が与えられています。
トヨタ純正のロックレールやスキッドプレートによって車体下部を保護し、ルーフにはPrinsu製のラックとアクセサリーパネルを装着。さらに、Thule製の「SnowPack」スキーラックも備えており、スキーなどのウインタースポーツ用品を運ぶことも想定されています。
5台の中でも、ランクルらしい本格的な悪路走破性と、雪山でのアクティビティを組み合わせた仕様といえそうです。
セコイアは家族での冬のアウトドアを想定
最後は、フルサイズSUVの「セコイア」です。
広い室内空間を生かし、家族や仲間、アウトドア用品を一緒に運べる冬のレジャー向けモデルとして構成されています。
装備にはTRD製のフロントスキッドプレートや、トヨタ純正の鋳造アルミニウム製ランニングボードを採用。ルーフにはPrinsu製のラックとアクセサリーパネルを装着し、Thule製の「Pulse 2」カーゴボックスも組み合わせています。
雪上走行用のトラックシステムと合わせて、家族での冬の旅行から、雪深い場所でのベースキャンプまでを想定した一台です。
5台それぞれの個性を生かしたSnowhunterシリーズ
今回のSnowhunter Conceptは、同じ雪上走行仕様でありながら、ベース車両によって装備や用途が異なっているのが特徴です。
タンドラは大型の荷台を活用した移動式ベースキャンプ、タコマは狭いルートでの機動性、4Runnerは車体保護と積載性、ランドクルーザーは雪山探検、セコイアは家族での冬のアウトドアを想定しています。
いずれも通常のタイヤをスノートラックへ変更しているため、普段見慣れたトヨタのピックアップやSUVとはかなり違った雰囲気です。
なお、今回の車両は量産モデルとして販売されるものではなく、SEMAショー向けに製作された特別なプロトタイプです。装着されているパーツの中には一般販売されていないものもあり、そのまま市販される予定は発表されていません。
SEMAショーは、自動車アフターパーツ見本市なので、メーカーも通常のモーターショーとは異なった方向性の遊び心のあるコンセプトモデルを多数公開しており、同じくトヨタでは、先日ご紹介したクラウンのSUVをローダウン&ワイドボディ化した「クラウン・シグニア GT-S パフォーマンス コンセプト」も注目されています。
今回ご紹介した5台はコンセプトではあるものの、雪道を走るためだけでなく、雪山で何をするのかまで考えて装備を作り込んでいる本気度の高い仕様なので、このまま市販化はされなくても、このような車種が必要とされる一定の市場ニーズなどを意識してアウトドア向け仕様や関連パーツなどの今後の展開の参考にしていくのかもしれませんね。
関連記事:トヨタ「クラウン」のSUVを大胆なローダウン仕様に!「GT-S Performance Concept」をSEMAで公開!
参考資料
Toyota USA Newsroom
「Toyota Unleashes Snowhunter Concept Family for 2026 SEMA Show」














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