スバルレヴォーグ(LEVORG)(画像:プレスリリースより引用) |
■スバル「レヴォーグ」が告げるスポーツツアラーの新たな進化。
スバルが2014年に発売するレガシィの後継モデル「スバル レヴォーグ」(LEVORG)。
昨年の11月に開催された東京モーターショーにてワールドプレミアが行われ、それに伴い同時期に多くのコマーシャルが放映されていたのでスバルファンのみならず認知度は高いと思います。
このモデルは実質的には生産が終了となったレガシィのステーションワゴンタイプの後継として登場するカタチとなりますが、コンセプト的にはインプレッサとレガシィの中間のカテゴリという位置づけとなっていて、正直個人的にもカッコいいなーと感じてしまう一台。
今回はそんなレガシィに代わり2014年より新たなコンセプトとして登場することがアナウンスされている詳細情報も含め新型のスポーツツーリングモデル「レヴォーグ」の魅力に迫って行きたいと思います!
■スバルレヴォーグの「LEVORG」の意味は?
スバルレヴォーグのレヴォーグの意味は?(画像:プレスリリースより引用) |
このレヴォーグという名称の意味は、「LEGACY(大いなる伝承)のLE」「REVOLUTION(変革)のVO」、「TOURING(RとG)の新しい時代を切り拓く」という3つの単語を組み合わせた造語となっており、
「“スバルの大いなる伝承”を引き継ぎながらも、次世代に先駆けた変革により、新たなツーリングカーの時代を切り拓く」という意味が込められている言葉なのだそうです。
最後のRとGはちょっとこじつけっぽいですが、レガシィのLEが最初に付いているところにもリスペクト的なものを感じますね。
↑こちらはワールドプレミアの様子。
↑開発過程やコンセプトなど。
このレヴォーグという車は上にも書いていますが、同じくスバルのインプレッサとレガシィの中間点のモデルという位置づけとなっており、公式によればスポーツカー的な要素や実用性の高いワゴンの要素を兼ね備えた現存するカテゴリを超越したスポーツカーとワゴンのクロスオーバー車ということみたいです。
ちなみにレヴォーグは「日本市場専用車」として投入予定です。
■スバルレヴォーグ(LEVORG)のデザイン(エクステリア)
レヴォーグを斜め前から見たイメージ(画像:プレスリリースより引用) |
レヴォーグを斜め後ろ側から見たイメージ(画像:プレスリリースより引用) |
レヴォーグのデザインのファーストインプレッションはレガシィのツーリングワゴンに比べるとやんちゃだけどスタイリッシュなイメージだと感じました。レガシィと比較して低いルーフやフロント、サイドまでスポーティなデザインとなっており、デザインチームが描いたコンセプトカーのスケッチイメージをもとにスポーツカーの美しさとレガシィが持っていたワゴンの実用性を両立させて完成させた新しいモデルとなっています。
■スバルレヴォーグ(LEVORG)の内装デザイン(インテリア)
レヴォーグは高級感を高めたインテリアデザインが魅力(画像:プレスリリースより引用) |
レヴォーグのデザインはエクステリアだけでなくインテリア(内装)部分でも高級感と実用性とスポーティなイメージを兼ね備えたものとなっています。
ロングドライブに合わせてホールド間を高めたシートでドライバーに乗り心地や安心感を提供するほか、ピアノブラック調のパネルをセンターに配置、金属調のパーツやメッキパーツをアクセントととして取り入れることにより上質で高級な空間に仕上げられたデザインとなっているようです。
レヴォーグのメーターパネルはアイスブルーカラー。(画像:プレスリリースより引用) |
コックピットのメーターパネルはアイスブルーカラーのイルミネーションとなっており、クールなイメージをそのまま視覚的にも訴えかけてくれるとのこと。
■スバルレヴォーグ(LEVORG)のサイズ。
ダウンサイジングされ扱い易いサイズのボディーへ。(画像:プレスリリースより引用) |
スバルレヴォーグのサイズはレガシィの5代目ツーリングワゴンに比べると全長を100mm短縮しており、ホイールベースも同じく100mmの短縮、さらに全高を70mm低く設計されています。
これは日本の道路事情でドライバーが扱い易いボディーサイズに抑えたもので、それと同時にインプレッサの走りとレガシィの実用性を凝縮した理想的なカタチが実現された車となっています。
★スバル レヴォーグのサイズは以下。
全長4,690mm、全幅1,780mm、全高1,485~1,490mm、ホイールベース2,650mm
ちなみに全高に違いがあるのはホイールサイズの違いによるもので、17インチタイヤ装着車の場合は1,485mmで18インチタイヤ装着車の場合は1,490mmとなります。
■スバルレヴォーグの実用性。
走行性能とともに実用性も両立させているレヴォーグ(画像:プレスリリースより引用) |
レガシィのツーリングワゴンの後継的なモデルということで、ロングドライブを含めた実用性が求められるモデルですが、こちらも抜かりがなく設計されており、日本市場向けだけあって日本の交通事情に合わせたサイズ設計により駐車や取り回しなどでもドライバーがストレスなく運転出来る仕上がりになっているようです。
室内空間は広くロングドライブにも対応。(画像:プレスリリースより引用) |
さらに室内空間ではレガシィに比べてダウンサイジングされているレヴォーグでも「ゆとり」のある空間が確保されており、複数での乗車でも一人でのドライブでも余裕と心地よさ、そして死角的な部分の減少でドライバーにとって重要な視野の広さも確保されている設計となっています。
■スバルレヴォーグのスペック。
2種類のエンジンが用意されたレヴォーグ。(画像:プレスリリースより引用) |
レヴォーグには新開発となる1.6リッターエンジンの「1.6ℓインテリジェント“DIT”」、または2.0リッターエンジンの「ハイパフォーマンス“DIT”」が搭載されます。
1.6ℓインテリジェント“DITでは小排気量のエンジンに直噴ターボを組み合わせており、それにより燃費とパワーを両立させるというBOXERエンジン。
上級の2.0リッターエンジンの「ハイパフォーマンス“DIT”」ではスポーツカーを思わせる圧倒的な動力性能を味わうことが出来るのでファミリーで安全運転するという選択以外にも、一人でドライブする際に本格的に走りを楽しむことが出来そうな設定となっています。
■レヴォーグの燃費は。
やはりこのご時世、気になるのは燃費だと思います。
レヴォーグの燃費は1,6リッタータイプの
「1.6GT」と「1.6GT… EyeSight」が17.4km/l
となっており、一つ上の1.6リッターモデルとなる
「1.6GT-S EyeSight」では16.0km/l
そして上級クラスとなる2.0リッターモデルでは
「2.0GT EyeSight」と「2.0GT-S EyeSight」がともに13.2km/l
と発表されております。
■レヴォーグにはもちろん運転支援システム「アイサイト」も搭載!
小さくなり進化したアイサイトも搭載(画像:プレスリリースより引用) |
スバルと言えばこれ!というくらい有名な運転支援システムのアイサイト(EyeSight)もレヴォーグに搭載されます。
アイサイトVer3というタイプのものとなっており、ステレオカメラで常に前方の様子を監視して、自動でのブレーキ制御を行ってくれるこのシステム。進化したアイサイトではカメラの認識出来る範囲が広がっているほか、カラー画像での認識で前方のブレーキランプの識別まで可能となっています。
ちなみにアイサイトはレヴォーグの一番安いタイプのモデル以外には標準装備とのことです。
■スバルレヴォーグの価格
200万円台〜300万円台の価格設定となった各グレード(画像:プレスリリースより引用) |
気になるスバルレヴォーグの価格はこのような感じとなっています↓
「1.6GT」2,470,000円
「1.6GT… EyeSight」 2,570,000円
「1.6GT-S EyeSight」 2,830,000円
「2.0GT EyeSight」 3,100,000円
「2.0GT-S EyeSight」 3,300,000円
1.6GT以外にはアイサイトと名前がついている通り標準装備となっています。
1.6リッターエンジン搭載車は200万円台に抑えられ、余裕のある2.0リッターエンジン搭載モデルは300万円台からとなりますが、現時点ではMTモデルは設定されないようです。
スバルレヴォーグの値段は同じくスバルのレガシィツーリングワゴンに比べると若干低価格な(そこまで大きくは変わらない)印象があり、販売が終了される予定のレガシィツーリングワゴンに変わるモデルとしてレヴォーグがスタイルを受け付いていくカタチとなります。
■スバルレヴォーグの発売時期は。
スバルレヴォーグの発売時期は今年2014年の4月頃が予定されており、レヴォーグの販売開始に先駆けて先日の1月4日より発売前に先行予約が開始されています。
■スバルの走りとツーリングの性能と在り方を受け継ぐ「レヴォーグ」
レガシィの25年から新たなスタートとなるレヴォーグ。(画像:プレスリリースより引用) |
今回は25年もの間スバルのステーションワゴンと言えばレガシィだったわけですが、2014年より新たなモデルとしてフルモデルチェンジを行い誕生した完全な新型車「レヴォーグ」(LEVORG)について書いてみました。
レヴォーグは日本で走る為に開発された新しい車としてスバリストな方々にも、今までスバルを乗ったことが無い方にも大いに売れまくると予想しております。
アテンザ、アクセラなどで外車のように大胆なイメージを投入したマツダやRCを発表したレクサスなどもそうですが、全体で日本車というカテゴリでの進化はここ数年かなり魅力的になっていると感じていますので今後も目が離せません。
このブログは結構外車の記事が多めなのですが、外車だけでなく魅力的な日本車にも同じく今後も注目して行きたいと思います。
■スバルレヴォーグの動画。
以下はスバルが公開しているレヴォーグのオフィシャルプロモーション動画です。東京モーターショーでのワールドプレミアに合わせたものとなっており、実際に走行するスバルレヴォーグのデザインや性能なども感じられると思います。
関連記事:スバルが新型「レガシィ・アウトバック」を発表。
スバルレヴォーグ(LEVORG)スバルの新型ステーションワゴンの魅力
Reviewed by hossy
on
10 1月
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