フルモデルチェンジした新型の「BMW X6」（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

■新型「BMW X6」が登場。2世代目のモデルチェンジ。

BMWの高級クロスオーバーSUVとなる「BMW X6」のモデルチェンジが発表されました。

BMW X6は2008年にデビューしてから初となるフルモデルチェンジとなっており、現行モデルのBMW X5をベースに、独特なスタイルで高い人気を集めたデビューモデルのスタイルを継承しつつも、最新モデルの「BMW X4」などの現在のBMWのデザインを取り入れたスタイルとなっているようです。

■新型の「BMW X6」は実用性も充実。

新型「BMW X6」（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

2008年のデビューから5年で新たに登場することになった新型の「BMW X6」のモデルチェンジ車は、「スポーツ・アクティビティ・クーペ」と呼ばれるクーペスタイルのデザインを保ちつつ、現在のBMWがSUVモデルに採用しているフロントマスクが設定された最新モデルになります。

新型「BMW X6」は容量が先代よりもアップ。（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

新型「BMW X6」の後部座席（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

初代のX6よりも荷室容量が75リットル多い580リットルとなっており、さらにシートを倒すと1525リットルまで容量が拡大するということで、旅行や仕事、レジャーなどで多くの荷物を載せる場合には以前よりも重宝される実用性の高い設定となっています。

■新型「BMW X6」のスペック。

新型「BMW X6」にはハイパワーモデルなど多数のグレードが用意される予定。
（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

新型の「BMW X6」は、昨年発表された第3世代となる現行モデルのBMW X5に採用された基本的なメカニズムを共有しており、BMWのSUVラインアップの中でも最上位に位置するパワー、サイズ、スタイルを持ったクーペSUVとなります。

新型「BMW X6」（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

今回発表された新型の「BMW X6」ではベースグレードからハイパワーなものまで複数のエンジンのグレードが用意されるとのことで、最高出力450psの「BMW X6 xDrive50i」やディーゼルエンジンを搭載したハイスペックな「BMW X6 M50d」なども設定されるとのこと。

●新型「BMW X6」のグレードは以下の通り。

「BMW X6 xDrive35i」
3.0リットル直列6気筒ターボエンジン搭載。最高出力306ps/400Nm

「BMW X6 xDrive50i」
4.4リットル V8ガソリンエンジン搭載。最高出力450ps/最大トルク650Nm

「BMW X6 xDrive35d」
3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジン搭載。最高出力258ps/最大トルク560Nm

「BMW X6 M50d」
3.0リットル直列6気筒トリプル・ターボ・ディーゼルエンジン搭載。最高出力381ps

などのモデルが用意される予定となっており、順次追加されていくとのこと。
ちなみに最上位モデルとなる「BMW X6 xDrive50i」では0-100km/hまでの加速がわずか4.8秒というパワフルでスポーティな仕様となっているようです。

ただし、上記のM仕様のディーゼルモデル車などはこの他のラインアップでも日本向けには導入されていないので、今回も日本発売は見送られる可能性が高いかもしれません。

■新型「BMW X6」の内外装デザインの画像。

新型「BMW X6」の内外装を画像でご紹介。（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

ここからは新しくなった第２世代の新型「BMW X6」の内外装のデザインの画像をご紹介したいと思います。

広くなった荷室空間や最新のエクステリアデザイン、インテリアの雰囲気など、ワールドプレミアや発売はまだ先ですが、モデルチェンジ後の新たなX6がどのように変化したのかをご確認いただければと思います。

新型「BMW X6」（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

新型「BMW X6」の内装（画像：プレスイメージより。©BMW GROUP）

プレスリリースでBMWが強力なデザインの存在感と卓越したパフォーマンスを武器にしたスポーツクーペの第二世代モデルというだけあり、先代とと同様に迫力満点なスタイルですね。

ちなみにこちらのモデルには以前と同じく「Mスポーツパッケージ」も用意されるとのこと。

■新型「BMW X6」の価格と燃費、日本での発売時期は？

BMW X6はもともと巨大なクーペSUVなので、経済性や燃費はあまり気にしてはいけないような印象ですが、一応、初代と比べると40キロ程度軽量化されており、燃費も22％向上しているようです。

ちなみに日本に導入されるか不明なディーゼルモデルの「BMW X6 xDrive30d」ではリッターあたり16.7キロと公表されていますので、一部のハイパフォーマンスモデルを除けば一時代前のSUVに比べると、あまり気にする事の無いレベルにまで低燃費設計になっているようですね。

新型のBMW X6は8月のモスクワモーターショーでワールドプレミアされる予定となっており、今回の公式発表はそれに先駆けてのものとなっているようです。

発売時期については、今年2014年の12月頃から英国で販売開始となる予定で、その後2015年中に日本など各国で発売されるものと思われます。

価格については初代のBMW X6と同じような設定となるようで、海外での販売価格は880万円程度からグレード順でラインアップされると予想されており、この価格は日本での現行モデルとあまり変わらない設定となるようですので、輸入車のため今後の為替などの関係で価格が上下する事もありそうですが、、、目安としては現在の第１世代モデルの設定を参考にすれば良いものと予想されます。

今後、新型「BMW X6」の日本での発売など新たな情報が公開されましたら追記したいと思います。