マテルがフェラーリとの独占ライセンス契約を終了し、今後は「マイスト」や「ブラーゴ」を所有する企業がライセンス契約を引き継ぐことに!?(画像:hotwheels-elite.comより引用) |
■マテルとフェラーリのミニカーの独占ライセンス契約が2015年に終了。
フェラーリのミニカー、大きめサイズの1/18スケールとコレクション向けな1/43スケールなど現在、世界中で発売されている主要なものについては、マテル社のミニカーブランド「ホットウィール(HotWheels)」が有名ですが、今回、フェラーリとホットウィールとの提携が2015年に終了することになるようで、フェラーリのミニカーのグローバルライセンスが「Maisto」や「Bburago」などのブランドを所有する香港の「May Cheong Group」へ引き継がれることになるようです。
■新たに独占ライセンス契約したのは「ブラーゴ」などを抱える企業。
ブラーゴとマイストのウェブサイトではフェラーリとのライセンス契約を知らせる表示が。 (画像:bburago.comより引用) |
「Bburago(ブラーゴ)」のウェブサイトにて発表された内容によると、「May Cheong Group」がフェラーリとの独占契約を締結したとのことで、2015年1月より複数年契約で世界中でフェラーリのミニカーを生産し販売する独占権が与えられたようです。
マイストなのかブラーゴなのかは不明ですが、同社が今後リリースするフェラーリのミニカーについては、スケールやタイトルなどの情報をブラーゴのウェブサイトなどで発表していくということですが、ブラーゴは、「RACE & PLAY」という1個1000円程度のフェラーリのモデルをリリースしており、今回のフェラーリとの契約により、今後はそれ以外のスケールのモデルもリリースされていくのかもしれません。
マテルが「ホットウィール・エリートシリーズ」ブランドでリリースしていたコレクション向けモデル。 ラフェラーリや458スペチアーレなどまではリリースされています。(画像:hotwheels-elite.comより引用) |
「ホットウィール」ブランドからの今後のリリースや、独占ライセンスの終了による「Maisto」、「Bburago」以外の他社メーカーからのリリースなどがどのようになるのかは不明ですが、「Maisto」や「Bburago」はダイキャストモデルの中でも「おもちゃ」の分類に近い商品のイメージがあるため、「ホットウィール」ブランドでコレクション向けにリリースされていたエリートシリーズに変わるラインが、ライセンス引き継ぎ後にどうなってしまうのか、その辺り、コレクターの方々の関心が集まりそうな予感です。
2019年更新
フェラーリの独占ライセンスは2015年より「ブラーゴ(Bburago)」に移行しており、現在では、ハイエンドなコレクション向けラインとなっていたマテル「Hot Wheels」のエリートシリーズブランド自体が廃止されてしまったようですね。公式サイトはホットウィールのトップページへとリダイレクトされ、ツイッターなどのSNSの更新もストップしているようなので、実質的にブランドが廃止、または休止かと思われます。
フェラーリのミニカーをリリースしているミニカーメーカーはBBRやMRコレクションなど複数ありますが、これらのメーカーは1台が数万円単位からという高価なモデルだけしか用意していない高級ブランドなので、実質的に1/43や1/18スケールで数千円から2万円以下くらいの価格帯で一定のクオリティのミニカーとなれば、ほとんどがブラーゴとなってしまうのではないでしょうか?参考サイト:スターホビーミニカーストア(フェラーリ ミニカーのページ説明より)
フェラーリとマテルのミニカー独占ライセンス契約が終了へ。新たな契約先はブラーゴ?
Reviewed by hossy
on
14 12月
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