フェラーリの日本進出50周年を記念した限定10台の特別モデル「J50」が登場！
（画像：プレスイメージより）

■日本進出50周年記念の特別モデル「フェラーリJ50」を発表。

フェラーリは12月13日、東京の国立新美術館で開催されたフェラーリ日本進出50周年記念式典において、わずか10台のみの特別限定車となる「フェラーリJ50」を発表しました。

Japanの「J」と50周年の「50」が車名に付けられた「フェラーリJ50（ジェイ・フィフティー）」は、フェラーリが日本に進出して50周年を記念した新しい極少数限定シリーズのビスポークモデルとなっており、「488スパイダー」をベースにフェラーリのスペシャル・プロジェクト部門によって開発され、マラネッロのフェラーリ・スタイリングセンター・チームによって設計され、限定10台はそれぞれ、顧客のリクエストに合わせてテーラーメイドで仕上げられるとのことです。

■「フェラーリJ50」は「488スパイダー」をベースに未来的なデザイン手法を取り入れたモデルに。

エンジン部分には透明なポリカーボネートカバーを採用。（画像：プレスイメージより）

今回初披露された「フェラーリJ50」は、「488スパイダー」をベースに設計され、690馬力の3.9リットルV8エンジンの特別バージョンを搭載、エクステリアではベース車両とは大きく異なるデザインが採用されているのも特徴で、フェラーリの発表によると、「革新的なスタイリングを最大限に追求する顧客の嗜好に合った、極めて個性的かつ未来的なデザイン手法を取り入れたデザイン」になっているとのこと。

「フェラーリJ50」は「488スパイダー」とは異なり、透明なポリカーボネート製のエンジンカバーが採用されており、ルーフ部分は、カーボンファイバー製の二分割式硬質タルガトップとなり、こちらはシート後方部分に収納することが可能となっています。

ベースは488スパイダーですが、デザイン的には全く異なった未来的なスタイルに感じられます。
（画像：プレスイメージより）

フェラーリJ50のインテリアデザイン。（画像：プレスイメージより）

リアのエンジンフードのアウトライン・デザインを採用した特別なトリムのスポーツシート。
（画像：プレスイメージより）

フェラーリ日本進出50周年記念式典にて展示されたフェラーリJ50（画像：プレスイメージより）

（画像：プレスイメージより）

デザイン面では、ノーズから続きドア後方のエアインテークへと溶け込むように入っている黒いラインにより、ボディ側面のダイナミズムが強調されており、こちらの分割ラインはフェラーリの過去の名車「GTO」「F40」「F50」などでも採用されていたスタイリング手法を新解釈したものとなっているとのこと。

また、フェラーリでは、2014年にも米国進出の60周年を記念した、同じく10台限定の特別モデルとしてF12ベルリネッタがベースの「フェラーリF60アメリカ」が発売され話題となりましたが、正直、今回発表された「フェラーリJ50」の方が、デザイン的なオリジナリティーは高いように思えました。

■日本限定の特別モデル「フェラーリJ50」の価格は約3億円！？限定10台も完売。

限定モデル専用に設計された20インチ鍛造アルミホイール。（画像：プレスイメージより）

また、「フェラーリJ50」では、ルーフ部分やエンジンカバー、側面だけでなく、フロントやリアのデザインも、現行車とは異なる新たなスタイルが採用されており、ボンネット部分は中央部を低くして、ホイールアーチの盛り上がりを強調、カーボンファイバー・エアチャンネルにより、コンパクトでシャープな印象のフロントデザインとなっており、フルLEDのヘッドライト部分も細長いスタイルに、リアでは、ボディのワイド感を強調した4灯式テールライト、さらにホイールも専用デザインとなっているなど、全体的にベース車両とは異なる未来的でユニークなデザインに仕上げられている印象です。