旭化成とGLMが共同開発した次世代クロスオーバーコンセプト「AKXY」(画像:プレスイメージより) |
■旭化成とGLMの共同開発コンセプトカー「AKXY」を発表。
先日、日本初のEVスーパーカー「G4」の初披露を行い話題となった電気自動車メーカーの「GLM」が、今度は旭化成と共同開発した次世代クロスオーバーコンセプトカー「AKXY」を発表しました。
Asahi Kasei×Youを意味する名称の「AKXY(アクシー)」は、「トミーカイラZZ」のプラットフォームを活用し、車体に、自動車への応用が期待される旭化成の最先端技術や、自動車向け等の同社部材・システムを計27品目搭載しており、ガルウイング、クーペスタイルのルーフラインが特長的なデザインに仕上げられています。
■「AKXY」は近未来的な3人乗りでガルウイング、クーペスタイルのクロスオーバーコンセプトカー。
3人乗り、ガルウイング、クーペスタイルのルーフラインが特徴の個性的なデザイン。 (画像:プレスイメージより) |
今回発表された次世代クロスオーバーコンセプトカー「AKXY」は3人乗りで、スポーツカーとSUVを融合した次世代クロスオーバー車のコンセプトカーとなっており、全長4,685mm、全幅1,813mm、全高1,562mmで、モーターはトミーカイラZZと同じ、最高出力225kW(305馬力)の物を搭載。GLMのトミーカイラZZの開発チームが、旭化成とともに進めたコンセプトメークをもとに、車両の製作やデザイン作成のほか、車体設計やパワートレイン設計を行なっており、量産EVのプラットフォームを活用することで、コンセプトカーながら「実際に走る」のが特長とのこと。
「トミーカイラZZ」のプラットフォームを使用し、実際に走行も可能なコンセプトカー。 (画像:プレスイメージより) |
「AKXY(アクシー)のインテリアデザイン。(画像:プレスイメージより) |
「AKXY」には、旭化成のシステムと部材計27品目が搭載されており、鉄やアルミニウムの代わりになる高機能樹脂や、快適性に優れるシート用の人工皮革、エコタイヤ向け合成ゴム、センサーなどを使用してさまざまな情報を計測、数値化する「センシング技術」といった最先端の技術を採用し、国内外の自動車メーカーや部品メーカーなどにアピールするモデルとなっているようです。
ちなみに今回のコンセプトカー「AKXY」は、GLMが本格始動をアナウンスしている「プラットフォーム事業」の一環として製作されたもので、この事業では同社の車両開発のノウハウを活かしながら、プラットフォームや設計技術などを使うことで、自動車メーカー以外でも自社オリジナルのEVを開発することが可能になるようなので、もしかすると今後、今回の「AKXY」ような意外なメーカー発のコンセプトカーが登場したり、自動車と関係なかったメーカーが新型車を発表してEVに新規参入したりすることもありそうです。
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Reviewed by hossy
on
19 5月
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