FCAが「クライスラー」の日本国内での販売を2018年にも終了することを検討しているとの報道。 (画像:Some rights reserved by autobaptistgallery) |
■FCAがクライスラーの日本での販売を終了との報道。
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、米国発祥のブランド「クライスラー」の日本国内での販売を2018年にも終える方向で検討していることが複数のメディアにより報道されています。
現時点ではFCAからの公式の発表はありませんが、6月にも日本経済新聞がこの件について報じており、今回の報道が事実なら、昨年の「フォード」に続き、米国の自動車ブランドである「クライスラー」も日本での販売を終了してしまうことになります。
■クライスラーの国内販売終了検討の報道。日本での売り上げが振るわないことが原因?
現時点では公式なアナウンスはありませんが、日本での販売終了が検討されていると複数のメディアが報じています。(画像:Some rights reserved by autobaptistgallery) |
この件については、6月の時点で日本経済新聞が「クライスラー、18年にも日本販売撤退」という記事で報じており、その後、6月19日にFCAが「弊社として今後「ジープ」に経営資源を集中する方針は既に公表しておりますが、クライスラー車の取扱いについては決定した事実はございません。今後のクライスラーの国内取扱いにつきましては、決定次第お知らせいたします。」と、この報道を否定。7月24日に、共同通信が「2018年にも日本国内での販売を終える方向で検討していることが24日分かった。」と報じています。
共同通信の記事によると、クライスラーの2016年の国内販売台数が300台弱にとどまり、販売台数がピークだった1996年の約60分の1にまで沈んでいるなど、売り上げが振るわないことが原因となっているようです。
ちなみに、現在のクライスラーの国内向けラインアップはV型6気筒エンジンを搭載したセダンの「300S」(567万円〜)のみとなっているようで、7月25日のSankeiBizの記事では、「今後は販売が好調なイタリアの「フィアット」や、需要が伸びている米国の多目的スポーツ車(SUV)ブランド「ジープ」に力を入れる。」とも報じられており、現時点ではFCAからのクライスラーブランドについての確定した内容としての公式な発表はありませんが、今後新たな情報が公表された際にはご紹介する予定です。
「クライスラー」の日本での販売終了を検討か。
Reviewed by hossy
on
27 7月
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