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フェラーリ、公道走行不可の限定モデル「FXX-K Evo」を発表。(画像:プレスイメージより) |
■フェラーリ「FXX-K Evo」を発表。「FXX K」を進化させた公道走行不可の限定車。
フェラーリは、「ラ フェラーリ」をベースにしたサーキット走行専用モデル「FXX K」をさらに進化させた実験車両/サーキット走行専用モデルとなる「FXX-K Evo」を発表しました。
「FXXエヴォルツィオーネ」「599XX Evo」に続く最新モデルとなる「FXX-K Evo」は、2005年に開始されたスーパーカー愛好家がフェラーリの技術者とともに今後の市販モデル開発に協力する「XXプログラム」と呼ばれる研究開発プログラムのために特別に開発された実験車両となっており、公道走行は不可なのはもちろん、専用プログラム以外の競技でも使用出来ないという、まさに「究極のマシン」となっています。
■「フェラーリFXX-K Evo」は限られた顧客向けのサーキット走行専用の実験モデルに。
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イタリアにてワールドプレミアされた「FXX-K Evo」(画像:races.ferrari.comより) |
フェラーリの発表によると、今回発表された「FXX-K Evo」は、冒頭でご紹介したように「XXプログラム」と呼ばれる研究開発プログラムのために特別に開発されたサーキット専用の実験車両となり、先代となる「FXX」「599XX」のEvoバージョンと同様に、セレブなスーパーカー愛好家の顧客が「FXX K Evo」を自ら運転することで、フェラーリの技術者と共に今後のフェラーリの技術開発に関わることが出来るという特殊過ぎるマシンとなっています。
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FXX Kをベースにしたサーキット走行専用の実験車両。(画像:プレスイメージより) |
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フェラーリの「XXプログラム」のために開発されたという特殊なモデル。(画像:プレスイメージより) |
「FXX-K Evo」の特徴としては、革新的な炭素繊維部品の製造プロセスを採用することにより、固定式リアウイングなどの新しいパーツが装着されているにもかかわらず、従来の「FXX-K」よりも軽量となっているほか、フェラーリの技術者がフェラーリ・スタイリング・センターのデザイナーと共同で開発した最新のエアロダイナミック・パッケージが採用されており、CFD(流体解析)シミュレーションとウィンドトンネル実験を重ねた結果、GT3およびGTEレースの車両に極めて近いダウンフォース値を獲得するなど、フェラーリが様々なサーキットレースで培ってきた革新的なコンセプトが惜しみなく注がれた最新モデルとなっているようです。
「FXX-K Evo」は「極端」に限定モデルとしてのほか、既存の「XX」モデルのアップグレードパッケージとしても利用可能とのことで、2018/2019シーズンのXXプログラムでの主力となり、このシーズンは、3月から10月までの間に、サーキット走行が9回予定され、そのほか、毎年レースシーズン終了後に開催されるフェラーリの伝統となった権威あるイベント「フィナーリ・モンディアーリ」にも参加する予定とのこと。
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ある意味、限定車の中の限定車の中の限定車的な状態ですね。。。(画像:プレスイメージより) |
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かなり少数のみの生産になるようですが、FXX Kのアップグレードパッケージとしても利用出来るようです。 (画像:races.ferrari.comより) |
「ラ フェラーリ」の時点でも、選ばれた顧客に1億円以上の価格で販売された特別モデルとなっており、さらにそれよりも希少なサーキット専用モデルの「FXX K」(限定32台、価格は3億円以上)が限られた顧客向けに後に登場し、そして今回、さらに限定的な「FXX-K Evo」(多分もっと高い)が登場するという、よく分からないスケールの世界ですが、スーパーカーの「究極」を求めると、所有や走る歓びの先に、開発に関われる歓びに辿り着くということなのでしょうか。
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Reviewed by hossy
on
01 11月
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