フェラーリGTC4ルッソを1980年代の「412」のようなスタイルに仕上げた「プロジェクト・ポニー」 (画像:プレスイメージより) |
■「GTC4ルッソ」が80年代のクーペスタイルに!アレスデザインが手がけた「プロジェクト・ポニー」
イタリア・モデナのコーチビルダーとして、自動車、バイク、ボートなどのデザインを手がける「アレスデザイン」(ARES DESIGN)は、「プロジェクト・ポニー」という現在開発中のモデルの概要を公開しました。
若干クラシカルな雰囲気もあるデザインに仕上げられたこちらのモデルは、なんとフェラーリの現行型モデル「GTC4ルッソ」をベースに、1985年に登場した2+2座席のGTカー「フェラーリ412」を現代風に再現してしまったという珍しいものとなっているようです。
■「フェラーリ412」を現代風に再現するために「GTC4ルッソ」の内外装を大胆に変更!
シューティングブレークスタイルの「GTC4ルッソ」が2ドアクーペのようなスタイルに! (画像:プレスイメージより) |
こちらの「プロジェクト・ポニー」は、ただ単にカラーや部分的なデザインを当時っぽくした仕様というレベルではなく、ベースとなっているフェラーリの「GTC4ルッソ」とは全く異なるスタイルに仕上げられているのが特徴で、コンセプトとなっている「フェラーリ412を再現する」ために、シューティングブレークスタイルだったGTC4ルッソの後部を大胆に変更するなど、現代的な現行モデルらしさをあえて抑え、1980年代風のクーペのようなスタイルへと変貌させています。
元の車のデザインとは全く異なるデザインへと変貌してしまっています。 |
こちらがベースとなっているフェラーリの「GTC4ルッソ」。比較するとその違いがよくわかります。 (GTC4ルッソのプレスイメージより) |
・エクステリアだけでなくインテリアも変更。
また、インテリアについても、最先端のシステムなどはそのままのようですが、デザイン面で変更されている部分が多く確認でき、エアコンの吹き出し口の形状や、助手席側のディスプレイ付近など、全体的にただ古臭くした訳ではなく、過去と現在が調和したようなデザインに仕上げられているのも特徴です。エクステリアだけでなくもちろん内装も「フェラーリ412」を意識したものに。(画像:プレスイメージより) |
デザインは80年代風ですが、機能や性能は最新の現行型フェラーリ。(画像:プレスイメージより) |
・V12エンジン搭載で690HP!見た目は大幅変更も中身は「GTC4ルッソ」
ちなみに、デザインはかつてのモデルのオマージュですが、ボディにはカーボンファイバーが多用され、中身は「GTC4ルッソ」と同じV12エンジンが搭載され、最高出力は690HPとなっているとの事で、当時のオリジナルモデルの「412」の最高出力の倍程度となっているので、ここまで仕上げると価格的にも凄そうですが、「当時の雰囲気を持つ最新のフェラーリ」や「独特なデザインのGTC4ルッソより、こっちの方がいい!」という方も結構いるかもしれませんね。
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Reviewed by hossy
on
08 11月
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