| トヨタが災害救援活動を支援する団体ROWWに最終生産モデルのスープラを寄贈(画像:toyota USA) |
最後の「トヨタ GRスープラ」がオークションへ!落札額はポール・ウォーカー設立団体へ寄付。
5代目「トヨタ GRスープラ」の歴史が、いよいよ終わりを迎えます。
2026年春に生産を終了したGRスープラMkVですが、その最後に生産ラインから送り出された1台が、2027年1月にオークションへ出品されることになりました。
しかも、ただの最終生産車ではありません。
ボディカラーはこの1台だけの「ファントムグレー」、車台番号(VIN)の末尾は「99999」、さらにトヨタの豊田章男会長が「モリゾウ」の名前でサイン。
そして、この特別なGRスープラの落札価格は、全額が「ワイルド・スピード」シリーズで知られ、2013年に亡くなったポール・ウォーカー氏によって設立された世界各地の災害支援を行う「リーチ・アウト・ワールドワイド(Reach Out WorldWide)」に寄付されます。
最後のGRスープラがオークションに
| (画像:barrett jackson Facebookページより引用) |
今回オークションに出品されるのは、「GRスープラ MkV ファイナルエディション」。
2027年1月23日から31日まで、アメリカ・アリゾナ州で開催される「バレット・ジャクソン・スコッツデール・オークション」に登場します。
このクルマが特別なのは、単なる限定モデルではないことです。
5代目GRスープラとして最後に生産された、まさに「最後の1台」。
トヨタ・ノースアメリカは、この車両を災害救援団体のリーチ・アウト・ワールドワイドへ寄贈し、オークションで得られる落札価格の全額を同団体へ寄付します。
車台番号は「99999」!最後の1台らしい特別仕様
今回のGRスープラには、通常の量産車とは異なる記念車台番号が与えられています。
その末尾は、なんと「99999」!
5代目GRスープラの最後を飾る車両であることが分かる、非常に分かりやすい番号です。
さらにボディには、この1台だけの「ファントムグレー」と呼ばれる特別なカラーを採用しているほか、GT4スタイルパックも組み合わせられ、マット仕上げのエアロパーツや赤いアクセントなど、通常の「GRスープラMkVファイナルエディション」とは一味違う外観に仕上げられています。
豊田章男氏の「モリゾウ」サイン入り
| (画像:barrett jackson Facebookページより引用) |
そして、このクルマにはもうひとつ大きな特徴があります。
トヨタの豊田章男氏、いわゆる「モリゾウ」のサインが入っているのです。
豊田氏はGRスープラの復活にも深く関わった人物。5代目GRスープラは、2002年に4代目の生産が終了してから約17年の空白期間を経て、2019年に復活しました。
トヨタによれば、豊田氏自身もニュルブルクリンクなどでGRスープラの開発車両をテストしており、5代目GRスープラはモータースポーツで得られた知見を市販車へ反映する「GR」の象徴的なモデルとなりました。
その最後の1台に、モリゾウのサインが入るというのは、なかなか意味深いですね。
また、購入者には、アメリカのモータースポーツ団体「NASA(National Auto Sport Association)」の1年間の無料会員資格が提供され、さらに、サーキット走行イベント「HPDE(High Performance Driving Event)」への無料参加資格1回分や、NASA公認イベントの参加費割引も含まれているようです。
つまり、コレクションとしてガレージに置いておくだけではなく、「せっかくなら最後のGRスープラを走らせてください」ということですね。
5代目GRスープラの始まりの1台もバレット・ジャクソンのオークションだった
| 2022年にオークションに出品された「Global#1」と呼ばれる第一号車のスープラ。 |
実は今回のオークションには、ちょっとした因縁があります。
5代目GRスープラの歴史は、2019年のバレット・ジャクソン・スコッツデール・オークションとも深い関係があります。
2019年には、初めて生産ラインから出た5代目GRスープラが同オークションに出品され、なんと210万ドルで落札されました。
当時の記事は以下より
・トヨタの新型「スープラ」の第一号車がオークションで約2億3000万円で落札!
このときの車両は、車台番号の末尾が「20201」。2020年モデルとして復活したGRスープラの「2020」と、最初の1台を意味する「1」を組み合わせたものでした。
そして今回、最後の1台が再びバレット・ジャクソンのステージへ。
始まりの1台が210万ドルという記録的な金額で落札され、最後の1台が同じ場所でオークションにかけられることになり、これはGRスープラの歴史を締めくくる舞台として、かなり出来すぎた展開ではないでしょうか。
5代目GRスープラの歴史を締めくくる最後の1台が、一体いくらで落札されるのか。2027年1月のオークションは、GRスープラファンにとって見逃せないイベントになりそうです。
参考資料:
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