マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

マイケル・ジョーダンの愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンが所有していた1997年型「フェラーリ 550 マラネロ」が、オークションに登場します。

この550 マラネロは、単なる元有名人の所有していた車というだけではなく、ジョーダンが現役時代に実際に乗っていた車であり、さらにナイキの「エアジョーダン14」のデザインにも影響を与えた1台です。

今回、オークションを手掛ける「JOOPITER」と「CURATED」によって再び表舞台へ姿を現しました。落札予想価格は70万~130万ドル(約1億円~1億9,000万円)とされています。

1997年にマイケル・ジョーダンへ納車された550 マラネロ

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

このフェラーリのシャシーナンバーは108712

1997年5月29日に、ノースカロライナ州グリーンズボロの「Foreign Cars Italia」からジョーダンへ納車されました。

ボディカラーは深い赤色のロッソ・バルケッタ。タンカラーのレザーインテリアにクローム仕上げのスピードライン製ホイールを組み合わせ、さらに当時のイリノイ州のナンバープレートには「MJ 5」と記されていました。

この車が特に知られるようになったのは、1997年6月13日の出来事で、シカゴ・ブルズがNBAファイナルを制し、ジョーダンが5度目のNBAチャンピオンになった夜、彼はユナイテッド・センターをこの550 マラネロで後にしました。

トロフィーを手にし、葉巻をくわえながらフェラーリを運転するジョーダンの姿は、当時の象徴的な光景として知られています。

エアジョーダン14のデザインにも影響

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

この550 マラネロには、もうひとつ重要なエピソードがあります。

それが、エアジョーダン14のデザインです。

ナイキのデザイナー、ティンカー・ハットフィールドは、このフェラーリからデザインのインスピレーションを得ました。

シューズには、550 マラネロのインテリアを思わせるキルティングレザーや、タイヤのトレッドを連想させるヒール部分、ボディのエアベントを思わせるディテールなどが取り入れられており、さらに、ジャンプマンのロゴを収めたシールド型のエンブレムも、フェラーリの跳ね馬エンブレムから着想を得たものです。

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

ジョーダンがエアジョーダン14を初めて履いたのは1998年6月14日。

NBAファイナル第6戦でユタ・ジャズを相手に、残り5.2秒で決勝シュートを決めた、いわゆる「ラストショット」の試合でした。

その瞬間にジョーダンが履いていたシューズのデザインのルーツをたどると、今回の550 マラネロに行き着きます。

2002年に売却され、その後24年間姿を消す

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

ジョーダンは2002年12月4日、この550 マラネロをイリノイ州の「Lake Forest Sportscars」を通じて売却しました。

その後、車は長期間にわたって公の場から姿を消します。

JOOPITERによると、約24年間にわたって確認された公の目撃情報はなく、コレクターの間では「行方不明の有名フェラーリ」のような存在になっていました。

ところが、2026年になって状況が変わります。

CURATEDの共同創業者ジョン・テメリアンらが長年にわたって調査を続け、古いオンラインフォーラムに残されていたシャシーナンバーの一部を手掛かりに、車両を追跡。

フェラーリの過去のディーラー記録などと照合した結果、カリフォルニアのオーナーが所有していた550 マラネロが、ジョーダンの元愛車であることを確認しました。

そして2026年5月29日、納車からちょうど29年後に、このフェラーリは再びシカゴへ戻っています。

走行距離は約6,400マイル

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

ジョーダンの元愛車というと、買ったその足でガレージに入れて大切に保管されていたコレクターカーを想像するかもしれません。

しかし、この550 マラネロは実際にジョーダン自身が乗って走っていた車です。

その走行距離は約6,400マイル(約10,300km)で、ブルズのホームゲームや練習、さまざまな公の場へ向かう際にも使用されていたとされています。

さらに、JOOPITERの公式サイト内の動画で紹介された工場保証書にはジョーダン本人のサインと当時の住所が残されているため、この車両が本物であることは確認済みだと考えられます。

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

6フィート6インチ(約198cm)という長身に合わせ、運転席にはシートレールを延長するなどの調整が施されたとされています。

5.5リッターV12を搭載した550 マラネロ

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

もちろん、550 マラネロそのものもフェラーリの歴史において重要なモデルです。

1996年に登場した550 マラネロは、フェラーリがフロントエンジンV12のグランドツアラーへ再び本格的に回帰したモデル。

5.5リッター自然吸気V12エンジンを搭載し、最高出力485馬力を発揮。

6速MTと組み合わされ、最高速度は199mph(約320km/h)に達しました。1996年から2001年までに生産されたのは3,083台です。

ジョーダンの550 マラネロも、この時代のフェラーリらしい6速MTを搭載しています。

深いレッドのボディにタンカラーの内装という組み合わせも、現在のフェラーリとはまた違った落ち着いた魅力があります。

予想落札価格は約1億~1億9,000万円

マイケル・ジョーダンの元愛車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションへ!エアジョーダン14のデザインにも影響

今回のオークションでは、この550 マラネロに70万~130万ドルの落札予想価格が設定されています。

日本円にすると為替レートによって変動しますが、単純換算でおよそ1億円から1億9,000万円という価格帯です。

1997年のフェラーリ550 マラネロとして考えれば非常に高額ですが、この車の場合は「550 マラネロ」という車種だけでは価値を測れません。

マイケル・ジョーダン本人が所有し、1997年のNBAファイナル制覇の夜にも運転していたこと。そして、その車がエアジョーダン14のデザインにもつながっていること。

さらに、2002年の売却後に約24年間も人々の前から姿を消していたという経歴があり、そんなある意味で伝説的な車の一台が表に出てきたという珍しい事案だと思います。

今回のオークションでは、そうした背景まで含めて、この1台がどこまで評価されるのか注目されます。

参考資料/画像

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