■アウディの新しいCMが日本車のCM以上に日本っぽい。
サッカーの中継を見ていてハッとした人も多いかもしれません。
「あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」
と、童謡の「あめふり」を大胆に使ったCMを公開したのはドイツの自動車会社「Audi(アウディ)」です。
今までならアウディに限らず外車メーカーのCMはジョークっぽいものだったり、ひたすらにクールさを押し出したようなイメージ戦略的なものが多かった印象でしたが、このアウディの新しいCMについては、外車ブランドのCMを新しいカタチへとシフトさせたなと関心しました。
■日本をquattroの国に例えたCM。
quattro(クワトロ)とはAudi独自のフルタイム4WDシステムのことで、アウディのスーパーカーも含め多くの車種に搭載されるシステムです。
今回のヴァージョンでは様々な気候や四季、道路条件が異なって多く存在する日本の事をクワトロに最適な国としてアピールしたCMとなりました。
上のあめふり(AUDI Land of quattro 雨篇 TV CM)は雨天での走行を安全に楽しめる性能をアピールしており、それでいて性能面をひけらかすのではなく、他社のクルマと比べてみるようなCMでもなく感動的に仕上げている点が素晴らしいです!
■別のバージョンのCMも存在。
この他に「春が来た」を使用した60秒CMもあります。こちらはユーモラスなこの国を楽しむための安全性能をアピールしたものですが、国産車のCMよりも上品で和を感じられるところが凄いと思いました。
以下よりご覧頂けます↓
ちなみに、雨編で紹介されている車種はアウディの最上級スポーツサルーン「S8」だと思われます。価格は1580万円。
Audi S8(公式サイトより) |
■アウディは新しいR8のCMもカッコいいと話題となっていました。
今回はクワトロのCMをご紹介していますが、少し前に発表されたアウディのスポーツカー「AUDI R8」のCMも斬新でカッコいいと話題になっていました。
こちらもテレビでご覧になった方は多いと思います。
普通、こういうクルマは走っている様子とか、どれだけ性能が高いのかとかをアピールするか、または、どうせ一部の層にしか需要が無いので最初からCMなんて打たない事が多いのですが、このCMは前方からなめるようなカメラワークでミッドシップのV10エンジンへシフトして行きバックファイアを出すむき出しのリア部分で締めくくるという今までに無い画期的なものでした。
とくに何も説明も音楽もナレーションも無いだけでなく、クルマの全体像すら出していないというCMですが、これだけで全てが成立してしまうかっこよさです。
■良いものは言葉はなくとも表現で伝わる。
■AUDIのCM「感動を呼ぶ走る喜び」編。
こちらのCMはアウディのe-Tronを題材とした走ることへの喜びについてのCMとなっています。
技術による先進を行ってきたアウディの性能が環境に配慮する事もドライビングを楽しむ事も出来るクルマをこれからも生み出して行くという現れのようなコマーシャルです。
■AudiとDaftpunkのA3。
ごめんなさい、A3のCM以下2つは現在は動画が公式から削除されているようです。
新しいアウディA3スポーツバックのCMとしてオンエアされているものです。
正式なタイトルは「The new Audi A3 Sportback Debut: TVCM (30sec)」。
Yahoo!のトップページにもquattroと書かれたトカゲが出てきていたのを見た方も多いのでは?
使用されている曲はエレクトロの先駆者ダフトパンクの「仕事は終わらない(Harder, Better, Faster, Stronger)」となっています。
■その他のAudiのCMをご紹介。
以下よりアウディのその他の様々なパターンや車種のCMをご覧いただけます。カッコいいものからお洒落なものまであるアウディのCMお楽しみ下さい。
★The new Audi R8 テレビCM
上にも紹介しているモデルチェンジしたアウディのスーパーカーR8のCMです。こちらは普通のCMとなっていますが、2千万円近くするスーパーカーのCMなので珍しいかも。
★Audi A1 スポーツバックアーバンスタイルリミテッドのTVCM。
アウディの小型ハッチバックモデル「Audi A1」のCMです。■日本車も面白いCMを作っていたりする(ただし日本では放送されない)。
ちなみに日本が誇る高級車ブランド「LEXUS」にも同じ感じのCMがありましたが、こちらは米国など海外でのみ放送したものだったようで、残念ながら日本では放映されていません。こちらはレクサスの最上級モデル「LFA」(限定車のため現在は完売)の排気音でグラスを割ってしまうというCMとなっていて、CGなどは一切使っていないとのことです。
実用性や燃費や価格だけで競うのではなく、このような高い、うるさい、速い、でかい、燃費悪いみたいなクルマのCMが日本でも受け入れられ普通に放送されるような環境になれば面白いのになーと考えています。。。
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最近のアウディのCMの完成度が高過ぎる件
Reviewed by hossy
on
28 7月
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