日産「スカイライン200GT-t」(画像:プレスイメージより) |
■「日産スカイライン200GT-t」がメルセデスベンツのエンジンを搭載して登場。
インフィニティのロゴが設置された新たなデザインで2月に発売された日産の高級スポーツセダン「スカイラインV37」に、新しくドイツのダイムラーの高級車「メルセデス・ベンツEクラス」のものと同様の2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載した新グレード「スカイライン200GT-t」が登場することが発表されました。
■ダイムラーの技術投入は「スカイライン200GT-t」が国内向け主力車種としては初。
「スカイライン200GT-t」にはメルセデスベンツEクラスと同じエンジンを搭載。 (画像:プレスイメージより) |
迫り来る「スカイライン200GT-t」(画像:プレスイメージより) |
今回発表された「スカイライン200GT-t」は、ルノー・日産グループが2010年4月に資本提携してから日産の国内向けの主力モデルとしては初めてとなるダイムラー社の技術を搭載したモデルとなっており、今までハイブリッドモデルのみのラインアップだった「スカイラインV37」に新しくダイムラーのターボエンジン搭載モデルを追加する事で、今まで以上にグレードの選択肢を広げ、フルモデルチェンジを行った新型スカイラインの存在感をさらに高めていく狙いがあるようです。
■「スカイライン200GT-t」のスペックと燃費。
「スカイライン200GT-t」(200GT-t Type SP)(画像:プレスイメージより) |
日産が「次世代ターボ車」と呼ぶ「スカイライン200GT-t」では最初にも少し書きましたが、ダイムラーから供給される2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載しており、排気量をダウンサイズして燃費性能の向上を図りながら、ノンターボの2.5Lエンジンに匹敵する力強さと加速性能を持ちながらも、クラストップレベルの動力性能となる最高出力211PSを実現しているとのこと。
「スカイライン200GT-t」(200GT-t Type P)(画像:プレスイメージより) |
「スカイライン200GT-t」(200GT-tベースグレード)(画像:プレスイメージより) |
ダイムラーから供給されるターボチャージャー付ガソリンエンジン(画像:プレスイメージより) |
ちなみに燃費についてはアイドリングストップをはじめとした様々な技術を採用する事により先代のスカイラインに比べて20%程度向上したJC08モード燃費13.6km/Lを実現していると発表されています。
■「スカイライン200GT-t」の価格と発売日。
「スカイライン200GT-t」の価格と発売日も発表。(画像:プレスイメージより) |
今回発表された「スカイライン200GT-t」については、2014年の6月5日より全国一斉に発売することが発表されており、価格は標準グレードとなる「スカイライン200GT-t」が383万4000円、「スカイライン200GT-t Type P」が421万2000円、「スカイライン200GT-t Type SP」456万8400円と、3種類のグレードが用意されるとのことです。
「スカイライン200GT-t」は通常のハイブリッドモデルと同じデザイン(画像:プレスイメージより) |
また、「スカイライン200GT-t」シリーズの外観は通常のハイブリッドモデルと全く同じで、基本的にはリアコンビネーションランプの下に設置された200GTtのロゴバッジ程度の違いのみとなるようです。
内装については、上記のグレードにより、本革シートの標準装備が付くかどうかなどの違いはあるとのこと。
■日産「スカイライン」をプレミアムセダンへ。
「スカイライン200GT-t」は輸入車にも対抗出来るプレミアムセダンへ(画像:プレスイメージより) |
長い歴史を持つスカイラインのモデルですが、これから現行のスカイラインV37は価格もデザインも以前のモデルから大きく変化し、高級大型スポーツセダンとして国内市場に投入されたことからも分かるように、輸入車にも対抗する事が出来る新たなプレミアムセダンとして日本市場で大きな存在感を増す事を目指しているようですので、今後、「スカイライン200GT-t」も含め、スカイラインブランドが国内市場でどのような進化を遂げていくのかに注目が集まります。
メルセデスベンツのエンジンを搭載した「日産スカイライン200GT-t」が登場
Reviewed by hossy
on
27 5月
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