トヨタが「サイオン」ブランドを廃止しトヨタブランドへ移行することを発表。 (画像:サイオンFR-Sのプレスイメージより) |
■トヨタ、「サイオン」ブランドの廃止決定を発表。
トヨタは、2003年に米国で設立した若者向けのブランド「サイオン(Scion)」を廃止し、トヨタブランドへ移行することを決定したと発表しました。
「サイオン」では、日本で「86」の名称でラインアップされている「サイオン FR-S」や「iQ」などが展開されていましたが、今後はモデル名を残したままトヨタブランドへ変更され、トヨタの販売店で引き続きアフターサービスを受けることが出来るようになるとのことです。
■2003年に設立し、トータル100万台以上販売した若者向けブランド「サイオン」の廃止。
米国で2003年に設立され、100万台以上を販売した若者向けブランドでした。 (画像: Some rights reserved by Aaron Van Dike | www.aaronvandike.com |より) |
サイオンは、若年層向けにこれまでにない商品やビジネスを試行するため、2003年に米国で創設されたブランドで、「独創性のあるデザインや手頃な価格のスポーツカー」をはじめ、「販売店での明確な単一価格の設定」や「豊富なカスタマイズ用品の設定」「トランスミッションと色の2つの観点のみでのグレード設定」など様々な試みを行い、これまでに販売したサイオン車は100万台以上、70%が新規顧客で顧客の半数が35歳以下と、業界内でも「最も若いブランド」でしたが、近年は販売台数が減少傾向にあり、顧客のニーズを踏まえてブランド廃止が決断されたようです。
サイオンブランドで販売されている2ドアクーペ「サイオンtC」はブランド廃止とともに生産終了へ。 (画像:サイオンtCのプレスイメージより) |
日本ではトヨタ・オーリスとして販売されている「iM」(画像:サイオンiMのプレスイメージより) |
日本未発売のマツダ・デミオのセダンモデル「マツダ2セダン」のOEMとして販売されている「iA」 (画像:サイオンiAのプレスイメージより) |
日本ではトヨタ86として販売されている「サイオン・FR-S」(画像:サイオンFR-Sのプレスイメージより) |
今回の廃止に伴い、セリカの実質的な後継モデルとしてサイオンで販売されていた「tC」は2016年8月に生産終了となるほか、マツダ・デミオの日本未発売のセダンモデルベースの「iA」や日本ではオーリスの名前で販売されている「iM」、そして「サイオン FR-S」は今後トヨタブランドとして販売されることになります。
トヨタが「サイオン」ブランドの廃止を発表。2ドアクーペ「tC」も生産終了へ。
Reviewed by hossy
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05 2月
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