アストンマーティン・シグネットが超高性能になって帰ってきた!4.7リットルV8エンジン搭載で、最高出力430馬力の究極のシティカーに。(画像:プレスイメージより)
■ アストンマーティン・シグネットの1台だけの高性能バージョン「V8シグネット」が登場。
かつて、スポーツカー、GTカーのイメージが強い「アストンマーティン」の中に唯一のコンパクトカーとして話題となった「
シグネット 」(※2013年に生産終了)は、トヨタの「iQ」をベースに、アストンマーティン が内外装を専用設計し、ベースモデルとは異なるラグジュアリー指向のモデルでしたが、基本的には「iQ」と同じ設定で、トヨタの1.3リットルエンジンを搭載するなど、あまりスポーティなイメージのモデルではありませんでした。
そんな「シグネット」ですが、生産終了から数年経った2018年7月12日、アストンマーティンより、グッドウッドフェスティバルで世界デビューするワンオフモデルとして、
「V8ヴァンテージS」に搭載されている4.7リットルV8エンジンを搭載し、最高出力が430馬力という、スーパーカー並みに仕上げられたまさかの高性能モデル「V8シグネット」が突如発表されました。
■ トヨタiQにアストンマーティンのエンジンを搭載!?「V8シグネット」はスーパーカー並みの性能を持つ究極のシティカーに。
すでに生産が終了していますが、顧客の要望でワンオフモデルとして「V8シグネット」が誕生しました。
(画像:プレスイメージより)
顧客の要望により「
Q by Aston Martin - Commission 」サービスを通じて1台だけが製造されたという、
究極のシティカー「V8シグネット」は、アストンマーティンのスポーツカー「V8ヴァンテージS」に搭載されている4.7リットルのV8エンジンを搭載し、最高出力は430BHP、最大トルク490Nm、0-100km/hの加速は4.2秒、最高速度は274km/hという、一瞬何かの間違いかと思うほどのぶっ飛んだ公表値 となっており、トランスミッションやブレーキなども「
V8ヴァンテージS 」のものが流用され、エグゾーストパイプは別注、本来なら高性能スポーツカーに搭載されている4.7リットルの自然吸気の「V8ヴァンテージS」パワートレインをコンパクトな「シグネット」に収容するために改造も施されているものの、マッチョな雰囲気ではありながらも「シグネット」らしさが失われていないデザインも特徴的です。
見た目はコンパクトカーですが、中身はスーパーカー並みというとんでもないクルマです。
高性能スポーツカー「V8ヴァンテージS」に搭載されていた4.7リットルエンジンを搭載。
サイズ的にはトヨタの「iQ」ですが、幅は1920mmもあります。
見た目はコンパクトカーですが、これはもうサーキットを走るためのクルマですね。
内装は4点式ハーネスを備えたバケットシートやFIAに準拠した消火システム、ヴァンテージの計器クラスタ取り入れた別注のカーボンファイバー複合計器パネルなどが採用 され、ラグジュアリーな室内空間だった通常の「シグネット」とは異なるスポーティな方向性に仕上げられており、公道走行というよりは、サーキットでの走りを楽しむことを意識したスタイルに感じられます。
方向性は通常のシグネットよりもかなりスポーティ寄りに。
4点式ハーネスを備えたバケットシートを採用。レーシングカーみたいですね。
VIDEO
ちなみに
「V8シグネット」のサイズは、全長3708mmm、幅1920mm、高さ1500mm となっており、幅はかなり広いですが、トヨタのコンパクトカーがベースでこの性能と考えると驚異的で、ワンオフなのでどの程度のコストが掛かっているのかは不明ですが、恐らく、ベース車両の「iQ」が何台も、もしかすると何十台も買えてしまうような価格になっていても不思議ではないですね。