ランボルギーニがユニークなオフロード向けコンセプト「ウラカン・ステラート」を発表。
ランボルギーニは、高性能スポーツカー「ウラカンEVO」をベースにしたオフロード仕様のコンセプトカー「ウラカン・ステラート」を発表しました。
「ウラカン・ステラート」は、「ウラカン」と比較して地上高が47mm高く設定されているほか、ワイドボディ化されるなど、ランボルギーニの「オフロードを運転する楽しみ」を提案した新しい挑戦的なコンセプトカーとなっているとのことです。
スーパースポーツカーでありながら厳しい環境に最適化された「ウラカン・ステラート」
ベースモデルの「ウラカンEVO」のイメージを残しながらも、各所を調整することでオフロードに対応したスタイルへと変化させているようです。(画像:プレスイメージより) |
ランボルギーニが発表した「ウラカン・ステラート(Huracán Sterrato)」は、「ウラカンEVO」に搭載される640馬力を発生する5.2リットルの自然吸気エンジンを搭載し、エクステリアデザイン的にも「ウラカン」に近いスタイルが採用されていますが、コンセプトが「オフロード仕様」ということで、厳しい環境の中で走行することを想定した変更点や装備などが特徴となっています。
具体的には、最低地上高が47mm高く、正面方向のアプローチアングルが1%シャープになり、トレッドは30mm拡大され、ディパーチャーアングルが6.5%向上するなど、車高が低く基本的に荒れた路面に不向きな「ウラカン」を、オフロードで走行する際に適した状態へと変身させてしまっており、ワイドボディ化されたこのモデルには、専用開発された20インチのタイヤがセットされているとのこと。
もちろん、見た目だけでなく、車両のコントロールシステムもオフロード向けに変更されているとのことで、「ウラカンEVO」に採用されている「LDVI」と呼ばれる統合型の制御システムも、牽引力と加速が最大化できるように調整が施されており、車両全体でスーパースポーツでオフロードを楽しむことを意識したユニークなモデルとなっています。
「ウラカン・ステラート」はオフロード走行のための装備も充実。
ルーフとバンパーにそれぞれLEDが装備されている部分でもオフロードっぽさが演出されていますね。 |
この他にも、アンダーボディの補強やボディのプロテクションを備えていたり、飛び石や泥から保護するための装備や、ルーフマウントLEDライトバーとバンパーLEDライトで構成された「オフロードLEDライトパッケージ」といった専用の装備や、軽量チタンロールケージや4点式シートベルトなどの内装に至るまで、オフロードを走ることを意識した仕上がりとなっているようです。
オフロード仕様の「ウラカン・ステラート」は、コンセプトカーとなっているため、実際に市販化される可能性は低そうですが、すでにリリースされているSUVの「ランボルギーニ ・ウルス」のように、スーパーカー並みの性能を持ちながら、公道やサーキット以外の様々な路面を走破するような、これまでとは異なる方向性が常に模索されており、今回の「ウラカン・ステラート」も、そんな中の一つのアイデアなのかもしれません。
ちなみに、通常の「ウラカンEVO」はこんな感じのデザインです。
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Reviewed by hossy
on
11 6月
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