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Photo by Spencer Davis |
アストンマーティンの大株主に大富豪ストロール氏、「アストンマーティン」としてF1に参戦へ!
アストンマーティン・ラゴンダ・グローバルホールディングスは、カナダの大富豪であり、レーシングポイントF1チームのオーナーでもあるローレンス・ストロール氏の率いるコンソーシアムが、同社の株16.7%を取得することで合意したと発表しました。
今回の出資で供給される資金により、新型SUV「DBX」の生産の増加やビジネスプランの見直しなどで会社の業績回復を目指すほか、現在、F1やハイパーカー「ヴァルキリー」などの開発で提携しているレッドブルとの契約が今後終了となり、2021年より「アストンマーティン」としてF1に参戦することになるなど、これまでのアストンマーティンとは大きく変化していくようです。
モータースポーツや市販車の共同開発を行なっていたレッドブルとの提携が終了へ。
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最新モデル「DBX」の生産増強にも資金が投入されるようです。(画像はDBXのプレスイメージより) |
今回、アストンマーティン・ラゴンダ・グローバルホールディングスplcにより発表された内容によると、業績的に厳しい状況となっていたアストンマーティンに対して、ローレンス・ストロール氏の率いるコンソーシアムが同社の株式16.7%を1億8200万ポンドで調達することで合意し、アストンマーティンはこの資金を元に流動製を改善し、新型SUV「DBX」の生産を含む業績回復に使用していくとのこと。
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レッドブルとの契約は2020年までのようです。(Photo by Nick Fewings on Unsplash) |
これまで、アストンマーティンはレッドブルレーシングとのスポンサーシップや、レッドブルアドバンステクオロジーズとの技術提携によるハイパーカー「ヴァルキリー」などの開発を行っていましたが、今回、レーシングポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロール氏が株主となったことで、2020年内はレッドブルとの契約を継続し、2021年から10年間の初期契約で「アストンマーティン」としてF1に参戦するとこが発表されており、市販モデルの共同開発での技術提携については、現在開発中の「ヴァルキリー」が引き渡されるまでは継続されるようです。
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レッドブルと共同開発しているハイパーカー「ヴァルキリー」(Photo by Spencer Davis) |
今回発表されるまでには、近年、ロータスやボルボなどを買収している中国の大手自動車メーカー「浙江吉利控股集団」(ジーリー)も競合しているとの報道もありましたが、結果的にはローレンス・ストロール氏との合意というカタチとなり、市販モデルのスポーツカー開発やビジネスプラン、マーケティングの見直し、モータースポーツ部門の強化など、今後のアストンマーティンの方向性も大きく変化していくことになりそうですね。
大富豪ストロール氏がアストンマーティンの大株主に!レッドブルとの提携を終了し2021年にはF1参戦も。
Reviewed by hossy
on
01 2月
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