まるで芸術作品！メルセデスベンツ「AMG G63」のスチームパンク風カスタムが凄い！

メルセデスベンツの「G63」をスチームパンク風に仕上げた「G63 Steampunk Edition」

これはもう、車というより「作品」ですね。

ゲレンデヴァーゲンこと、メルセデスベンツ「Gクラス(W463)」をベースにした高性能モデル「メルセデスAMG G63」は、2000万円以上もするトップグレードとしてのベースモデルとは異なった内外装が設定されていますが、そんな高級SUVを、まるでSF映画に登場する乗り物のようなスチームパンク風デザインにカスタムしてしまった「Mercedes-AMG G63 'Steampunk Edition'」が、ポーランドのCarlexデザインにより公開されました。

削り出しの髑髏デザインが印象的な「スチームパンクGクラス」カスタム仕様。

Carlex Designが発表したスチームパンク風カスタムの「メルセデスAMG G63」
(画像：facebook/carlex Designより引用)

個性的な自動車の内外装カスタムを手掛けていることで知られるポーランドの企業「Carlex Design」が発表した「Mercedes-AMG G63 'Steampunk Edition'」は、その名の通りSFなどの作風である「スチームパンク」をモチーフにしたデザインに仕上げられており、なんと、完成するまでに要した時間は5000時間以上という、かなり本格的なカスタム仕様となっているとのこと。

職人により削り出しされた髑髏柄のルーフペイントが特徴的です。

外装だけでなく内装ももちろんスチームパンクをイメージしたデザインに。

後部座席の天井にはルーフの外側と同様の髑髏柄のデザインが反映されています。

基本的な装備や性能などはベースモデルの「G63」と同じようですが、インテリアとエクステリアは大きく異なったデザインに変更されているのが特徴で、エクステリアではルーフ、スペアカバーに職人による削り出しの髑髏のペイントが施されているほか、ホイールも専用デザインのものが採用され、インテリアでは、外装の髑髏などのデザインを天井やヘッドレストのアルカンターラ部分に取り入れるなど、これでもか！というくらいに徹底的にスチームパンク仕様にカスタムしてしまっています。

写真で車に乗っている方々のイメージも怖すぎますが、異世界ではなく現実の世界で実際はどういうオーナーさんが乗ることになるかも気になります。

以下は公開されたそのほかの内外装の写真です。

メルセデスベンツのGクラスがベースの厳つめなカスタムモデルは、威圧感とスポーツカー並みの性能を兼ね備えたブラバスの「BRABUS 800 WIDESTAR」や、どのような層をターゲットにしたのか不明の不気味なワイルドさが魅力的なマンソリーの「サハラ・エディション」など、近寄ってはいけないヤバそうな雰囲気のものも色々とありますが、今回のスチームパンク・エディションについては、それらとはまた異なる意味で「怖い」クルマですね。。。

過去には「MINIクロスオーバー」のスチームパンク仕様も発表。

スチームパンク風デザインといえば、同社が以前にも「MINIクロスオーバー」をベースにした「Mini Steam」と呼ばれるモデルを発表していましたが、個人的には、「Mini Steam」の方が、金属とレザーと木材などが組み合わされた漠然とイメージするスチームパンク風としてのそれっぽい正統派な雰囲気に感じられ、今回発表された「Mercedes-AMG G63 'Steampunk Edition'」は、「Mini Steam」と比べるとラグジュアリーでちょいワルなイメージなのかなと感じました。

もうこのままSF映画に出てきても不思議ではないレベルの「Mercedes-AMG G63 'Steampunk Edition'」は、「O of 10」のプレートがあるので10台の限定生産となるようですが、スチームパンクな世界観で細部まで手作業でここまで仕上げるとなると、一体どれだけのコストが掛かるのか、考えただけでも怖いですね。。。