Czinger「21C Spyder」発表!3Dプリント製ハイパーカーのオープンモデルに。
アメリカの新興ハイパーカーメーカー、Czinger(ジンガー)が「21Cスパイダー」を発表しました。
Czingerは、2019年に設立されたロサンゼルス発の自動車メーカー。一般的な自動車メーカーとは異なり、AIによる設計と3Dプリント技術を組み合わせた独自の製造方法を大きな特徴としています。
そのCzingerが初めて本格的なハイパーカーとして発表したのが「ジンガー21C」。今回の21C Spyderは、その21Cをベースにルーフを取り外したオープンモデルです。
1,250馬力のV8ハイブリッドを搭載
21C Spyderには、2.88リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しています。
エンジン単体で750hpを発生し、そこに3基の電気モーターを組み合わせることで、システム合計1,250hp(約1,267PS)を発揮します。
0-60mph(約96km/h)はわずか1.9秒、最高速度は205mph(約330km/h)。オープンボディでありながら、完全にハイパーカーと呼べる性能を備えています。
さらに、ルーフを外した状態でも150mph(約241km/h)で3,267ポンド(約1,482kg)のダウンフォースを発生。Czingerは、オープンボディのロードカーとして世界最大のダウンフォースを実現したとしています。
パーツがAIと3Dプリントで作られるハイパーカー
Czingerの最大の特徴が、車の「作り方」です。
同社ではAIを利用して一部の部品の形状を設計し、そのデータをもとに3Dプリンターで製造。従来の方法では作るのが難しい、骨のように複雑な形状の部品を実現しています。
21C Spyderでは、ブレーキやサスペンション周辺の部品を一体化した「BrakeNode」も採用。Czingerによれば、従来の構造と比べて軽量化と剛性向上を実現し、制動性能の向上にもつながっています。
単に「3Dプリントの部品を使った車」ではなく、3Dプリントだからこそ可能になった設計を性能に生かしているのがCzingerの面白いところです。
戦闘機のようなタンデム式シート
インテリアも個性的です。
ドライバーと助手席の乗員は左右ではなく、前後に並んで座るタンデム式レイアウトを採用。戦闘機から着想を得たもので、車体を細くすることで空気抵抗を抑え、重量を中央に集めやすくしています。
そしてSpyderではルーフがないため、11,000rpmまで回るV8エンジンのサウンドをよりダイレクトに楽しめます。
30台限定、価格は約4億円
21C Spyderは世界30台限定で生産され、価格は275万ドルから。
日本円では為替レートによって変動しますが、単純換算でも約4億円という価格になります。
Czingerはまだ歴史の浅いメーカーですが、AIと3Dプリントという新しい技術を武器に、フェラーリやランボルギーニとは違った方法でハイパーカーを作ろうとしています。
21C Spyderは、その考え方を最も分かりやすく表現した一台と言えるでしょう。
1,250馬力のV8ハイブリッド、最高330km/hという性能だけでなく、「AIで設計して3Dプリントで作る」という製造方法まで含めて楽しめるハイパーカー。
それがCzinger 21C Spyderです。
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