MINIが開発中の拡張現実メガネ「Augmented Vision」の機能がスゴい!(画像:プレスイメージより) |
■MINIが開発中のARメガネ「Augmented Vision」
拡張現実(AR)という言葉は「Google Glass」などでも有名ですが、そんなAR技術が今後自動車との連携で本格的に活用されていきそうなニュースです!
MINIは、米国のクアルコム社と共同で現在開発中のメガネのカタチをした拡張現実視覚システム「MINI Augmented Vision」のコンセプトを上海モーターショーに先駆けて発表しました。
■MINIの拡張現実メガネはナビはもちろん、Aピラーやドアの透過、バックモニターまで!
クアルコム社と共同開発の「MINI Augmented Vision」(画像:プレスイメージより) |
今回発表されたMINIの拡張現実メガネ「MINI Augmented Vision」は、現時点ではプロトタイプではあるものの、ヘッドアップディスプレイのようにナビや速度、車間距離の表示などが行えるほか、スマートフォンとの連携なども可能で、さらにスゴいのは本来なら車内から見えないはずのAピラーやドアなどで隠れた部分の死角を透過させて見ることが出来る「X-ray View」という機能などもあるようで、ナビやHUDよりも簡単に実用的な使用が出来そうなアイテムとなっています。
実際に感じに外の風景が見えるとなんだか不思議な感じですね。
この動画のようなシチュエーションはそんなに多くはないかもしれませんが、例えば車道に入って来た自転車や小さな子供、障害物などを認識するなどの場面ではかなり役立ちそうな機能だと思います。
ナビや速度、車間距離などの表示はもちろん!(画像:プレスイメージより) |
Aピラーやドアなどの死角を透過して見ることも!(画像:プレスイメージより) |
そのほかに、拡張現実を使った駐車機能というものも搭載されていて、駐車する際には先ほどご紹介した「X-ray View」と同様に、バックする時に普通に振り向きながら後方を確認すれば、カメラからの映像を投影して縁石などからの距離などを明確に確認することが出来るという、実際に実現されればかなり役立ちそうな機能も付いています。
また、「MINI Augmented Vision」は、MINIに乗っている時だけのアイテムではなく、掛けたまま車外での使用も可能で、車に乗る前にナビに目的地を設定したり、歩きでのナビとしても使用出来るようなので、車のアクセサリーというよりもスマホのようなガジェット的な立ち位置になるのかもしれません。
シンプルなデザインの「MINI Augmented Vision」(画像:プレスイメージより) |
掛けて運転するとこんな雰囲気です。(画像:プレスイメージより) |
中央にはカメラが搭載されています。(画像:プレスイメージより) |
HUDやナビ、バックモニターなどの機能や安全装備が一つに凝縮されている上に、掛けるだけなメガネ型というのも実用的に感じますね。
未来はそこまで来ていると感じてしまうアイテムですね。(画像:プレスイメージより) |
MINIの拡張現実メガネ「MINI Augmented Vision」については、今のところプロトタイプであり、販売されるかどうかについては現時点では不明ですが、ARの技術が日常での生活に明確に近づいていることを感じさせられます。
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MINIが開発中の「拡張現実メガネ」がスゴい!
Reviewed by hossy
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12 4月
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