4ドアのマイバッハ57Sをベースに2ドアクーペにカスタムした珍しいモデルがドイツにて中古で販売。 (画像:hollauto.deより引用) |
■先代のマイバッハ「57S」をクーペにしてしまったカスタムモデルの中古が販売中。
メルセデスベンツの高級車ブランド「メルセデス・マイバッハ」の名前は、最近ではセレブの愛車としてメディアでもその名前を聞くことも増えてきているので、「ベンツのさらに上の車」的に認識されている方も多いかと思いますが、その先代となる「メルセデスベンツじゃない頃のマイバッハ」になると、現行型に比べると若干知名度は低いのではないかと考えられます。
現行型が2000万円代からなのに対して先代のマイバッハは1台が4000万円以上という高額で、現行モデルよりも雲の上感の高い高級車でしたが、そんなラグジュアリーなサルーンを2ドアクーペにカスタムしてしまったという「クルセリオ・クーペ」と呼ばれる珍しいモデルの中古車がドイツにて販売されています。
■「クルセリオ・クーペ」は4ドアの「マイバッハ57S」を2ドアクーペ化してしまった珍しいモデル。
2011年に「XENATEC」により発表された「クルセリオ・クーペ」(画像:hollauto.deより引用) |
「マイバッハ57S クルセリオ・クーペ(MAYBACH 57S CRUISERIO COUPE)」と呼ばれるこちらのモデルは、独立ブランド時代の先代マイバッハ(57S)をベースに、ドイツのコーチビルダー「Xenatec」が4ドアサルーンだった元のモデルを2ドアクーペへと変換し、カラーや内外装の素材などはオーダーメイドで仕上げることができたというユニークなモデルとなっており、2011年に発表された際は200台が限定生産される予定でしたが、実際には11台のみの生産にとどまったとされています。
2ドアになっているのにサイズはベースモデルの4ドアとほとんど同じというのがすごいですね。 (画像:hollauto.deより引用) |
このモデルを発表した後に、製造していた「Xenatec」自体が倒産し、マイバッハも独立ブランドとしてはブランド廃止となってしまったため、世界的にもかなり希少でマニアックな車となっていますが、OFFICE-Kのブログの記事を見ると、2012年時点で日本にも輸入されていたようです。
フロントのデザインは通常のマイバッハよりギラギラしているような。(画像:hollauto.deより引用) |
今回、ドイツの自動車ディーラー「Hollmann International」が販売しているという「マイバッハ57S クルセリオ・クーペ」は、ホワイトのエクステリアとレッドのインテリアの組み合わせで、インテリアの各所にカーボンファイバーを使用したカーボンインテリアパッケージを採用し、搭載エンジンはV12 BITURBO 6,0リットル。2011年製で走行距離は30835キロ、そして価格は59万5000ユーロ、日本円にして約7430万円となっており、新車価格が67万5000ユーロだったことを考えると、希少なモデルということもあってか年数や走行距離のわりには値下がりしていない印象です。
内装はレッドとホワイトのレザーの組み合わせ。(画像:hollauto.deより引用) |
各所にカーボンファイバーが使われているのもスポーティ。(画像:hollauto.deより引用) |
2ドアですが後部座席は4ドア同様ラグジュアリーなままです。(画像:hollauto.deより引用) |
新車の倍近い価格でわざわざ4ドアサルーンを2ドアにしてしまう時点で、贅沢としか言い様のない車ですね。 (画像:hollauto.deより引用) |
ちなみに、ベースモデルが大型の高級サルーンなので、サイズ的には全長が5730mmという巨大な2ドアクーペとなっており、実車はノーマルの4ドアのマイバッハよりもオーラがありそうですね。
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2ドアクーペにカスタムされた「マイバッハ57S・クルセリオ・クーペ」がドイツで販売中!
Reviewed by hossy
on
30 1月
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