1970年代のスーパーカー「デ・トマソ・パンテーラ」のイメージをランボルギーニをベースに再現したアレスデザインの「パンサー」(画像:aresdesign.comより引用) |
■あの「デ・トマソ・パンテーラ」を現代風に再現したアレスデザインの「パンサー」
昨年、フェラーリの「GTCルッソ」をベースに、1980年代の「フェラーリ412」のようなスタイルに仕上げたユニークなカスタムモデル「プロジェクト・ポニー」を発表していたイタリアのコーチビルダー「アレスデザイン」ですが、今度は、ランボルギーニをベースに、あの「デ・トマソ・パンテーラ」をモチーフに現代的に再現したという、個性的すぎるモデル「パンサー」を発表しました。
■「ランボルギーニ・ウラカン」をベースに「デ・トマソ・パンテーラ」を現代的にイメージし直した珍しいモデル。
1970年代の名車「パンテーラ」ならぬ「パンサー」!(画像:aresdesign.comより引用) |
アレスデザインが、同社の「Legends Reborn」と呼ばれるサービスの最初のモデルとして考案および設計したという「PANTHER PROGETTOUNO」は、イタリアのスーパーカー「ランボルギーニ」の「ウラカン」をベースに、1970年代を象徴するスーパーカーである「デ・トマソ・パンテーラ」を、現代的にイメージし直したという珍しいモデルとのことで、伝統的な職人技と、現代のエンジニアリングと製造技術を組み合わせることで、レトロでありながらも、現代的でスタイリッシュなデザインに仕上げられているのが特徴で、「PANTHER PROGETTOUNO」の名前についてですが、車名である「パンサー(PANTHER)」と、イタリア語で「プロジェクト(PROGETTO)」と「1(UNO)」を意味するものと思われます。
フロントおよびリアのライトはLEDが採用されているとのこと。(画像:aresdesign.comより引用) |
ランボルギーニ・ウラカンの面影が少し感じられるような。。。(画像:aresdesign.comより引用) |
もちろん、ヘッドライトの部分は開きます!(画像:Facebook/ARES Designより引用) |
搭載されるエンジンは、ベースとなっているランボルギーニ・ウラカンのV10エンジンで、排気量は5204cc、最高出力は650HP、最大トルクは600Nm、ECUやエグゾーストシステムは、同社によって調整や設計されているとのことで、0-100km/hまでの加速はわずか3.1秒、最高速度は325km/hという、市販されていた当時の「デ・トマソ・パンテーラ」を意識したデザインでありながらも、性能面ではかなり現代的なスーパーカーとなっているようです。
■「アレス・パンサー」の価格は約7680万円、インテリアは顧客の要望でカスタマイズも可能。
内装の各種装備は基本的には「ランボルギーニ・ウラカン」と同じとなっているようです。 (画像:aresdesign.comより引用) |
また、インテリアについては、インパネやスイッチ類など、ベースのランボルギーニの装備が多く引き継がれているようにも見えますが、カーボンやレザー、アルカンターラなどの素材を用いて顧客の要望に基づいて完全にカスタマイズすることが可能となっているようで、より個性的なスタイルを依頼することも出来るようです。
カスタム依頼することで現代的でない雰囲気の内装に仕上げることも可能なようですね。 (画像:aresdesign.comより引用) |
アレスデザインの発表によると「PANTHER PROGETTOUNO」の基本価格は当時の実車の「デ・トマソ・パンテーラ」の中古が何台か買えてしまいそうな615000ユーロ、日本円にして7680万円、納期の目安は12週間程度で、詳細についてはお気軽にお問い合わせ下さいとのことですが、一般的には全然お気軽ではないような気がするものの、かつての名車のスタイルと、最新モデルの性能や装備を兼ね備えたこのようなカスタムモデルも、個性を求める自動車ファンにとっての新しい選択肢となっていくのではないでしょうか?
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Reviewed by hossy
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11 4月
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