1970年の貴重なコンセプトカー「512S モデューロ」がイベントで展示&走行。
この形状で人が乗って運転出来るという事自体がある意味驚きな車ですね。
1970年に、フェラーリの「612」をベースにピニンファリーナがデザインを手掛けた個性的すぎるコンセプトカー「512S モデューロ」が、イタリアで開催された自動車イベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」に登場し、車両の展示や、低速ですが実際に走行する様子も公開されました。
宇宙船のようなユニークなデザインのフェラーリ「512S モデューロ」
21世紀に入って20年近く経ちますが、こんな未来っぽいデザインの車は全く走っていません。 (画像:YouTube/19Bozzy92より) |
「512S モデューロ」は、幅は2メートル以上あるのに、全高はわずか935mm、重量は900kgしかないという平べったいデザインが特徴的なコンセプトモデルで、乗り降りの方法がガラス製のルーフがスライドする「キャノピースタイル」が採用され、さらに、この個性的なデザインでありながら、5.0リットルのV12エンジンを搭載し、最高出力は550馬力、最高速度は354km/h、0-100km/hの加速は3秒台という、一般的な自動車とは掛け離れた宇宙船のようなデザインが印象的なモデルです。
イベントに登場した「512S モデューロ」は、映画監督/プロデューサーであり、自動車収集家としてフェラーリのワンオフモデルなど、珍しい車を多数所有していることで知られるジェームズ・グリッケンハウス氏が、2014年にオークションで落札した車両とのことで、低速ではありますが、この車が実際に走行している事自体がかなり貴重なのではないでしょうか?
「デ・トマソ・パンテーラ」を現代風に再現した「パンサー」も登場!
ちなみに、「512S モデューロ」が登場した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」については、先日もブガッティの超高額モデル「ラ ヴォワチュール ノワール」が出展されたという話題をご紹介しましたが、この他にも、ランボルギーニをベースに「デ・トマソ・パンテーラ」を現代風に再現したアレスデザインの「パンサー」も展示されるなど、珍しい車が多数参加したようです。
個性的すぎるフェラーリ「512S モデューロ」がイタリアの自動車イベントに登場!
Reviewed by hossy
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03 6月
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