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フォルクスワーゲン「ビートル」の生産が終了。最後の一台はVWの博物館へ。

フォルクスワーゲン ビートル 最終モデル

「ビートル」の最後の一台が完成。最終モデルは博物館で展示へ。


フォルクスワーゲンを代表する個性的なデザインのコンパクトカー「ザ・ビートル」は、昨年生産終了がアナウンスされた際も大きな話題となりましたが、その最終モデルが2019年7月10日にメキシコにある同社の工場で生産され、この最後の一台の完成により、全世界で2150万台も販売され、多くの人から愛された「ビートル」の歴史に幕が下ろされました。

「最後のビートル」はストーンウォッシュブルーカラーのクーペ。

フォルクスワーゲン ビートル 最終モデル
メキシコの工場でラインオフした「ビートル」の最終生産モデル(画像:プレスイメージより)

「ビートル」は「フォルクスワーゲン・タイプ1」として1930年代に生産が開始され、カブトムシのようなデザインから付けられた愛称「ビートル」が、後継モデルで「ニュービートル」「ザ ・ビートル」という正式な車名となった経緯がある、フォルクスワーゲンを象徴するような個性的なコンパクトカーであり、80年もの歴史の中で累計生産台数が2150万台という最多記録も持っている、世界的に成功したモデルです。

生産終了の発表後に最後の特別モデルとしてリリースされた「ビートル・ファイナルエディション」
(画像:プレスイメージより)

後継の「ニュービートル」「ザ ・ビートル」は世界91の市場で販売され、クーペ、コンバーチブル、デューンなどのバリエーションも用意されていましたが、近年の販売の低迷などから2018年に生産終了が発表されており、今回メキシコ工場で完成した車両が、最後の一台となってしまいました。

ビートル最後の一台となった最終モデルは、第3世代の「ザ ・ビートル」のストーンウォッシュブルーと呼ばれるカラーが採用されたクーペモデルとなっており、こちらの車両は販売はされず、メキシコにあるフォルクスワーゲンの博物館に展示されることになるようです。


生産終了後の「ビートル」の生産ラインは、北米市場向けの新たなコンパクトSUVの生産にシフトするとのことで、時代や世界的な需要の流れには抗うことが出来なかったということなのだとは思いますが、デザインや装備は時代に合わせて徐々に変わってきたものの、数十年間に渡り同じモチーフのままで、ここまで長く愛され続けた「ビートル」も凄いですね。

2018年に生産を終了することが発表された際の記事はこちらです。
フォルクスワーゲン「ビートル」が2019年で生産終了へ。80年の歴史に幕。
フォルクスワーゲン「ビートル」の生産が終了。最後の一台はVWの博物館へ。 フォルクスワーゲン「ビートル」の生産が終了。最後の一台はVWの博物館へ。 Reviewed by hossy on 16 7月 Rating: 5
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