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フェラーリ、新型「F8トリブート」&「F8スパイダー」特集記事!

フェラーリ・F8トリブート
フェラーリが488GTBの後継となる新型「F8トリブート」を発表!(画像:プレスイメージより)

フェラーリが新型「F8トリブート」を発表。


フェラーリは、3月のジュネーブモーターショーで初公開される新型のミッドリアエンジンスポーツカー「F8 Tributo(F8トリブート)」を正式発表しました。

F8トリブート」は、フェラーリの「488GTB」の後継モデルとなる新型車となっており、先代から全面的な見直しが図られているのが特徴で、最高出力は720馬力、0-100km/h加速はわずか2.9秒、最高速度は340km/hという高性能な最新モデルに仕上げられています。

2019年3月8日更新:開幕したジュネーブモーターショーにて初披露された実車の「F8トリブート」の写真や、フェラーリによる公式プロモーション動画などを追加掲載しました。

2019年6月30日更新:「F8トリブート」の日本での初披露イベントの内容及び価格などについての情報を記事冒頭に追加掲載しました。

2019年9月更新:オープンカーバージョンの「F8スパイダー」が発表されましたので、追記で記事に詳細を掲載しています。

フェラーリF8トリブートにオープンカーの「F8スパイダー」が登場!

フェラーリF8スパイダー
フェラーリが2019年9月に発表したオープンカー仕様の「F8スパイダー」

フェラーリは2019年9月に、「F8トリブート」のオープンカーバージョンとなる新型「F8スパイダー」を発表しました。

「F8スパイダー」は、クーペバージョンの「F8トリブート」と並行して設計された格納式ハードトップ(RHT)搭載のモデルとなっており、RHTは45km/hまでの速度内で開閉可能で動作は14秒程度で完了。ボディとルーフの分離線をベルトライン(乗員の肩の高さ)の従来の位置からBピラーの上の方へシフトし、トップを二つの部分へと分割し、エンジンの上部に収納するスタイルとなるなど、RHTの搭載を中心に全体がデザインされているとのこと。

フェラーリF8スパイダー
リトラクタブルハードトップ搭載に合わせデザインも部分的に変更されています。
フェラーリF8スパイダーのインテリア
フェラーリF8スパイダーのインテリアはこのようなデザイン。
フェラーリF8スパイダーのインテリア
ルーフを開いた状態でのインテリアはこのようなスタイルに。

「F8スパイダー」の性能。

フェラーリF8スパイダー
RHTを搭載したオープンカーとなっても高い性能は変わりないようです!

フェラーリが公表している「F8スパイダー」の性能は、クーペの「F8トリブート」と同じ3902ccのV8ターボエンジンが搭載され、最高出力は720馬力、最大トルクは770Nm。

全体的なパフォーマンスレベルは、パワーの増加や軽量化、空力係数の改善により、先代の「488スパイダー」よりも大幅に高くなっており、0-100km/hの加速は2.9秒、0-200km/hは8.2秒、最高速度は340km/hという、クーペモデルと変わらない高性能なオープンスポーツカーに仕上げられているのが特徴です。


これより以下は日本向けに発表された「F8トリブート」の価格などの詳細についての内容となります。

フェラーリF8トリブートが日本上陸!価格は3245万円に。

フェラーリ F8トリブート 日本発売
日本で披露されたフェラーリの新型「F8トリブート」

2019年6月追加更新:フェラーリは2019年6月25日に、3月のジュネーブモーターショーで発表されていた新型モデル「F8トリブート」のジャパンプレミアを開催しました。

150人を超えるVIPゲストを招いて東京都現代美術館で行われた「F8トリブート」のジャパンプレミアでは、会場がフェラーリの跳ね馬「カヴァリーノ・ランパンテ」の世界観に染められ、「Blu Corsa」と呼ばれるブルーカラーの「F8トリブート」がお披露目される際には、ビジュアルとサウンドを最新テクノロジーに取り込んだというレーザーを使ったプロジェクションマッピングの優れたパフォーマンスによるアンヴェールとなったとのこと。日本で発売される「F8トリブート」のメーカー希望小売価格は3245万円となります。

フェラーリ F8トリブート 日本発売
展示されたF8トリブートのカラーはブルー系色の「Blu Corsa」

同イベントでは、今回披露された新型の「F8トリブート」だけでなく、1975年の「308GTB」や名車「F40」も展示されており、イベントの様子はフェラーリが公開した以下の写真と動画でもご覧いただけます。

フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売
フェラーリ F8トリブート 日本発売

フェラーリ「F8トリブート」のジャパンプレミアの様子を紹介する動画。


ここからの内容は、フェラーリF8トリブートがジュネーブモーターショーで初披露された際に掲載した記事、写真、動画となっております。

488GTBの後継となる新型「F8トリブート」は最高出力720馬力、0-100km/h加速2.9秒の高性能モデルに。

フェラーリ・F8トリブート
488GTBから全面的に見直されたデザインや性能を持つ最新の高性能ミッドエンジンモデルに。

今回発表された新型の「フェラーリ・F8トリブート」は、「跳ね馬」の歴史の中で築かれた2シーターベルリネッタの究極モデルとして想像された最新のミッドリアエンジンスポーツカーと説明されており、2015年に登場した現行型の「488GTB」の後継モデルとして、全面的に見直しを図った結果、限界域での操縦性能や快適性が向上しているほか、搭載される3902ccのV8ターボエンジンは最高出力も50馬力高められた720馬力、最大トルク770Nmとなり、0-100km/h加速はわずか2.9秒、0-200km/h加速は7.8秒、最高速度は340km/hというハイパフォーマンスなモデルとなっているとのこと。

フェラーリ・F8トリブート
軽量化やエアロダイナミクス効率の改善により走行性や快適性、応答性能なども強化されています。
フェラーリ・F8トリブート
ジュネーブモーターショーにて披露された実車の写真などは、この記事の下の方に追加で掲載しています。

また、軽量化にも力が注がれ、乾燥重量が488GTBと比較して40kgも軽くなりながらも、キャビンの快適性を犠牲にすることなる応答性能とドライビングプレジャーが強化されるなどしているほか、488GTBの高性能仕様となる「488ピスタ」と同様に、サーキットで培われた経験がエアロパッケージや、フロントラジエターやダイナミックエンジン・エアインテークなどのエンジンの熱管理などに反映されており、効率化された最新鋭の設計となっています。

「F8トリブート」は優れたパフォーマンスとエアロダイナミック効率を両立したエクステリアデザインアプローチに。

フェラーリ・F8トリブート
見た目だけでなくパフォーマンスとエアロダイナミック効率というフェラーリならではの特徴を新たなデザイン・アプローチで継承するモデルとなっているとのこと。

フェラーリ・スタイリング・センターでデザインされたという「F8トリブート」は、ホイールアーチ全体の気流を改善することでブレーキシステムのサイズ拡大を避けることを目的に、よりコンパクトになったフラットタイプの新型LEDヘッドランプの採用により、ブレーキ冷却用の新型インテークをバンパー外側のインテークと一体化させていたり、リアで発生するダウンフォースの増加に向けて、さらに進化したブロウンスポイラーの効率に悪影響を及ぼすことなくエンジンルーム内の熱気排出を促すため、あの名車「F40」の要素を現代的にアレンジしたというルーバーのある新型レキサン製リアウインドウを採用するなど、視覚的にも、機能的にも両立された優れたデザインが採用されているのも特徴的です。

フェラーリF8トリブートのエクステリア(外装)デザインの画像。

フェラーリ・F8トリブート
ルーバーの入ったデザインのリアウインドウは「F40」をイメージしたもの。
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリF8トリブート デザイン画像
フェラーリF8トリブート デザイン画像
フェラーリF8トリブート デザイン画像


フェラーリF8トリブートのインテリア(内装)デザイン。

「F8トリブート」のインテリアでは、ドライバー重視のクラシックなコックピットデザインが踏襲されているものの、ダッシュ、ドアパネルおよびトランスミッション・トンネルなど、個々の要素はすべて再設計され、新世代HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に加え、円形エアベント、新型ステアリングホイールおよびスイッチ類、さらには新型7インチのパッセンジャー・タッチスクリーンディスプレイなど、かつての時代から大幅に向上したキャビン環境に仕上げられているとのことです。

フェラーリ・F8トリブート
シンプルでありながら、最新鋭の装備や設計を反映したインテリアデザインに。
フェラーリ・F8トリブート
ミッドリアに搭載されたV8エンジンも720馬力へパワーアップ。
フェラーリ・F8トリブート
ワールドプレミア後に公開されたF8トリブートの内装イメージ。

フェラーリ「F8トリブート」がジュネーブモーターショーで初披露!

フェラーリ・F8トリブート
ジュネーブモーターショーで初披露された新型の「F8トリブート」(画像:プレスイメージより)

2019年3月8日更新:フェラーリは、スイスで開幕したジュネーブモーターショーにて、先日概要が発表された新型モデル「F8トリブート」の実車を初披露しました。
こちらの記事では、3月5日に掲載していた内容に追加するカタチで、以下より初公開されたブルーとレッドのカラーを纏った実車の写真、動画などをご紹介します。

ジュネーブモーターショーで披露された際の実車の写真。

フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート
フェラーリ・F8トリブート

フェラーリF8トリブートのスペック(メーカー公表値)


フェラーリが公表している「 F8トリブート」の性能、サイズ、重量などの仕様です。

エンジンの概要

3902cc V8ターボエンジン搭載/最高出力720HP/最大トルク770Nm
(インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの2018年度アワードエンジン)

ボディサイズ及び重量

全長4611mm、全高1206mm、全幅1979mm、乾燥重量1330kg(488GTBとの比較で-40kgを達成)

パフォーマンス(加速性能、最高速度)

0-100km/hの加速タイム2.9秒、0-200km/hの加速タイム7.8秒、トップスピード340km/h

フェラーリが公開した「F8トリブート」の公式プロモーションビデオ。


※こちらの記事は2019年6月30日に、フェラーリF8トリブートのジャパンプレミアが開催された際に内容を一部更新し、日本国内向けの情報を含めて掲載しております。

F8トリブートの発表の後、2019年5月末に新たに発表された最新型のフェラーリ「SF90ストラダーレ」についても詳細をご紹介しておりますので、以下の記事よりご覧いただけます。フェラーリが新たに発表した新型「SF90ストラダーレ」の記事はこちら。

フェラーリ、新型「F8トリブート」&「F8スパイダー」特集記事! フェラーリ、新型「F8トリブート」&「F8スパイダー」特集記事! Reviewed by hossy on 14 9月 Rating: 5
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