ベントレーのフラッグシップ「ミュルザンヌ」の生産終了を発表。
ベントレーは、フラッグシップサルーンとしてラインアップされてきた「ミュルザンヌ」を2020年春に生産終了することを発表しました。最終モデルとして30台限定で販売される「
Mulsanne 6.75 Edition by Mulliner」は、ミュルザンヌの花道を飾るにふさわしい豪奢な仕様に仕上げられているとのことです。
今後、「ミュルザンヌ」のスタッフは全員配置転換されるとのことで、モデルチェンジはなく、
ミュルザンヌを継ぎ新たなフラッグシップとなるのは新型の「フライングスパー」となり、さらに、2023年までにベントレーの全モデルにハイブリッドが導入予定であることも発表されました。
「ミュルザンヌ」最終モデルは30台限定。新たなフラッグシップは「フライングスパー」に。
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最終モデルとして限定生産される「ミュルザンヌ6.75 Edition by Mulliner」(画像:プレスイメージより) |
今回、生産終了に向けて最終モデルとして発表された「Mulsanne 6.75 Edition by Mulliner」は、インテリアのエアベント操作ノブを「オルガンストップ」仕様ではなく、エンジンオイルキャップをミニチュア化したデザインに変更、 「6.75 Editionのモチーフを各シートに刺繍」「エクステリアとエンジンルームには同モチーフをデザインしたクロームバッジを設定。同モチーフをLEDウェルカムライトで投影」、「時計とマイナーゲージの表示面にはエンジン断面図を模したデザインを採用」などの専用装備があるそうで、超高級セダンであり、ドライバーズカーでもあった「ミュルザンヌ」のイメージが反映された仕様となっているようです。
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高品質な素材を多用した贅沢なインテリアデザインです。 |
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こちらの限定車のベースモデルは高性能な「ミュルザンヌ・スピード」 |
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英国が誇るカーエンジニアリングとクラフトマンシップの結晶である「ミュルザンヌ」の花道を飾るにふさわしい豪奢な仕様となっているとのこと。 |
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ミュルザンヌは2020年の春に生産が終了し、スタッフは全員配置転換されるとのこと。 |
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こちらが、今後フラッグシップモデルとなる新型の「フライングスパー」です。 |
新たにフラッグシップとなる
第3世代の「フライングスパー」は、デザイン的にも先代からかなりラグジュアリー寄りになっていたイメージもあり、もともとは2代目モデルで「コンチネンタルGT」の4ドアバージョンとして登場した同モデルが、2013年のマイナーチェンジでコンチネンタルが外れた「フライングスパー」となり、そして最新の3代目モデルで一気に方向性が変わったことから、もしかすると結構前から「ミュルザンヌ」の立ち位置となる車種だと決められていたのかもしれませんね。