ランボルギーニのグリーン「ヴェルデ・スキャンダル」 の驚きの誕生秘話。
ランボルギーニといえば、鮮やかなイエローやオレンジ、そして強烈なグリーンなど、個性的なボディカラーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
その中でもひときわ印象的なのが、「ヴェルデ・スキャンダル」と呼ばれるグリーンです。
実はこのカラーには、ランボルギーニらしい大胆なエピソードが残されています。
「ヴェルデ・スキャンダル」はミウラの時代に誕生
ヴェルデ・スキャンダルのルーツは、1960年代後半までさかのぼります。
当時のランボルギーニでは、現在の「アド・ペルソナム」につながるような、顧客の希望に合わせたボディカラーのカスタマイズがすでに行われていました。
そんな中、ある女性客がランボルギーニに対して、まだ用意されていなかったグリーンのボディカラーを希望したといいます。
その色の参考として女性が示したのは、そのとき自分が着ていたドレスでした。
そこでランボルギーニの担当者が色を再現するためにサンプルを求めたところ、女性はなんとドレスを脱ぎ、そのままサンプルとして残していった――。
これが、ヴェルデ・スキャンダルの誕生につながったというのです。
ランボルギーニ自身も公式サイトでこの逸話を掲載しており、「現実と伝説の間にある物語」として紹介しています。名前に「スキャンダル」という言葉が付いているのも、まさにこの大胆な出来事に由来しています。
ランボルギーニらしい「色へのこだわり」
このエピソードが面白いのは、単に変わった逸話だからというだけではありません。
ランボルギーニでは、まだミウラが登場したばかりの1960年代から、顧客の細かな要望に応えるため、ボディカラーのカスタマイズを行っていました。
現在では「アド・ペルソナム」によって、非常に幅広いカラーや素材を選択できます。
ランボルギーニによれば、現在選択できるカラーは400色以上。さらに顧客の要望に合わせた特別な色を作ることも可能です。
つまりヴェルデ・スキャンダルは、ランボルギーニが昔から大切にしてきた「自分だけの1台を作る」という考え方を象徴するカラーでもあります。
現代のランボルギーニにも受け継がれるヴェルデ・スキャンダル
ヴェルデ・スキャンダルは、過去のランボルギーニだけに存在するカラーではありません。
近年では「レヴエルト」のアド・ペルソナム仕様にも使用されるなど、現在のランボルギーニにも受け継がれています。
さらに2025年には、このカラーをまとったドゥカティ・パニガーレV4も登場。
ランボルギーニによると、このモデルはレヴエルトからインスピレーションを得たデザインとなっており、ブランドの過去と現在をつなぐ存在としてヴェルデ・スキャンダルが再び注目されました。
「派手な緑」にもランボルギーニの歴史がある
ランボルギーニのボディカラーは、単なる見た目の違いではありません。
記念すべき年を表すカラーや、特定のモデルにまつわる色、そしてヴェルデ・スキャンダルのように伝説的なエピソードから生まれたカラーまで存在します。
ミウラの時代に始まった一人の顧客のこだわりが、半世紀以上を経た現在でもランボルギーニを象徴する色のひとつとして残っている。
そう考えると、街中で見かける鮮やかなグリーンのランボルギーニも、少し違って見えてくるかもしれません。
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