フランスの農場の納屋に放置されていたフェラーリが約19億円もの価格で落札されました。 (画像:artcurialより引用) |
■フランスの農場の納屋に半世紀放置されたフェラーリが19億円に。
近年、高額な落札価格が付くことでも話題となるフェラーリのクラシックカーですが、大富豪のオーナーの所有で綺麗な状態で保存されたものなどばかりが高額になる訳ではないようです。
昨年、フランスの農場で、約50年もの間放置され錆び付いた状態で発見されたフェラーリのクラシックカー「250GT SWBカリフォルニア・スパイダー」が先日オークションに掛けられたところ、トータルで37台程度しか生産されなかったという超希少なモデルだったうえ、俳優のアランドロン氏がかつて所有していたということもあり、なんと日本円にして約19億円という価格で落札されました。
■発見された「眠れる森の名車たち」、歴史の狭間に忘れ去られていたクラシックカーコレクション。
世界的にも希少なフェラーリのほか、マセラティやブガッティなども発見されています。 (画像:artcurialより引用) |
今回、約19億円というとんでもない価格で落札された「250GT SWBカリフォルニア・スパイダー」は、最初にご紹介した通り、生産台数が極めて少ないモデルとなっており、過去にもオークションで10億円以上の価格で取引されている激レアなクラシックカー。
自動車愛好家の実業家男性が博物館を作る為に集めていたコレクションの一部とのこと。 (画像:artcurialより引用) |
オークションに出品された車両は、フランスの農場にある納屋の中で古い雑誌に埋もれた状態で発見されており、「250GT SWBカリフォルニア・スパイダー」以外にもマセラティの「A6G グランスポーツ フルア」やブガッティなどの希少なクラシックカーが多数見つかっているようです。
そもそも、なぜそんなところに、当時でもそうとうな価値だったと思われるクラシックカーが放置されていたのかというと、これらの車両は会社を経営していたフランス人男性が所有していたもののようで、自動車愛好家であった彼はこれらのモデルを集め、自動車博物館を作る計画をしていたものの、事業が失敗するなどして多くのコレクションを売却し、その中で売却されず残った車両が今回発見されたものなのだそうです。
簡易的な保管場所となっていた納屋の中に半世紀もの間放置されていた名車たちだそうです。 (画像:artcurialより引用) |
簡易的な保管場所に置かれ、そのまま半世紀も放置されたままだったため、発見された多くの車両はダメージを受けており、その中でも売りに出せる状態だった車両がオークションに掛けられ、特に価値が高かったフェラーリは、ご紹介の通り約19億円という金額で落札されるカタチとなったとのこと。
映像でもご覧いただけますが、朽ち果てたような状態で半世紀も眠っていたクラシックカーの姿は、これらのクルマを並べた博物館を作りたかったというオーナーのクルマへの想いが時を超えて伝わって来るような感覚になりますね。
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フランスの農場で半世紀ぶりに発見されたフェラーリがオークションで19億円に!
Reviewed by hossy
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10 2月
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